きょうからできる揺れへの備え 家具の固定は?寝室は?
専門家が鹿児島県内いつどこで起こってもおかしくないとする震度6の地震。震度6弱では立っているのが難しく、固定していない家具はほとんど倒れ耐震性の低い建物は倒壊も。
震度6強では、はわないと動くことができず、飛ばされることもあります。そして山の崩壊も起こるとされています。地震への備えを改めて確認します。
熊本地震で直接亡くなった50人の多くは、倒れたものの下敷きになって亡くなりました。同じ直下型地震だった1995年の阪神淡路大震災でも、亡くなった人の8割が家屋や家具の下敷きによる圧死や窒息死でした。
自宅の家具の固定や配置を見直す
自宅の家具の固定や配置を見直すことで災害へ備えることができます。
棚は突っ張り棒やL字型の金具で天井や壁に固定。
中の食器類が飛び出さないように扉にフックを付けたり、ガラス飛散防止のフィルムを貼る。
食器の下に滑り止めシートを敷くのも効果的です。
また食器棚が2段式の場合は上下を連結金具を使って固定しましょう。
本棚では重いものは一番下の段に置き、軽いものや柔らかいものは上の段に置きましょう。
寝室を見直す
就寝中に家具が体の上に倒れると危険です。
ベッドや布団は家具が倒れてこない場所に配置しましょう。
また頭側に窓ガラスや物があると、割れたり落ちて来たりしてけがをするので避けましょう。
物が倒れたりガラスが散乱した時のことも考え、履物と懐中電灯も備えてください。
日頃から、いま地震が起きたらどうなるのか・どう行動するか、イメージしておくことが大切です。