#29 南さつま市「砂の祭典」日和
皆さまはゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか?
私は5月3日から南さつま市で始まる『吹上浜 砂の祭典』準備中の会場におじゃましてきました!
鹿児島空港で展示されている砂像は見たことがありましたが、実際に本会場に足を運ぶのは初めて!
吹上浜砂の祭典実行委員会事務局の田原直之さんにお話を伺いました。
全長47キロ、日本三大砂丘のひとつ吹上浜。『吹上浜砂の祭典』は「砂」を活かして地域を盛り上げようと、1987年に日本初の砂イベントとして始まりました。
時代と共に吹上浜の新川海岸からかせだドーム周辺、砂丘の杜きんぽうと会場も変わります。コロナ渦で密を避けるため2021年から南さつま市役所周辺の”まちなか”での開催となりました。
【吹上浜 新川海岸】
会場は3つのエリアに分かれています、
20基の砂像が展示され、様々な楽しいイベントが開催される『市役所エリア』、
グルメやスイーツが味わえるマルシェや、特産品販売で盛り上がる『本町エリア』、
日本遺産に認定された、武士が生きた街「加世田麓」で歴史を学べる『麓エリア』があり、
歴史やグルメなど南さつま市の魅力を存分に味わうことができます!
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砂像は南さつま市民を中心に全国から集まった砂像彫刻家らが制作します。取材に訪れた日も夏のような日差しの中一心に制作されていました。
田原さん:「砂像は、砂と水だけで固めて作ります。雨風に耐えられるよう表面だけをコーティングし、大部分の砂は再利用することで自然環境にも配慮しています。」
油絵用のペインティングナイフを器用に使ったり、細かい部分の砂粒をストローで吹き飛ばしながら制作されています。
田原さん:「今日は地元の婦人会の皆さんによる豚汁のふるまいがあります。地元の皆さんの応援のおかげで頑張れます!」
西原:「市民の皆さんで力を合わせて盛り上げているイベントなんですね。素敵です!」
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砂の祭典は毎年テーマが決まっていて、今年は「砂さんぽ~世界の宝物を探しに行こう~」です。
田原さん:「世界遺産などの有名な建造物を砂像で表現します。南さつま市を散歩しながら、世界の”宝物”を探してください!」
西原:「私も世界を巡る中で実際に目にした建造物に出会えました!ワクワクです!」
【コロッセオ・イタリア】
【ピサの斜塔・イタリア】
西原:「凄い迫力!大きくて重厚感があります!同じ砂で出来ているのに、作品によって表面の質感が違いますね。」
【グエル公園・スペイン】
西原:「モザイク柄や細かい毛並みなど、とても精巧に作られていますね・・!」
【ポタラ宮・中国チベット自治区】
西原:「砂像の上についている細い棒はなんですか?」
田原さん:「これは”鳥よけ”です。砂像に鳥がとまってしまうと作品が崩れてしまうので、このような棒がついている作品もあります。」
【エリザベスタワー・イギリス】
西原:「これはエリザベスタワーですね!私も実際に見たことがあります。時計台の精巧で美しい模様が忠実に再現されています。時計の針や小さな窓までバッチリです!」
西原撮影
田原さん:「砂像彫刻家の松木由子さんの作品です。松木さん曰く、左斜め前から鑑賞するのがおすすめとのことです。見る時の角度や、陽射しの方角、夜のライトアップなどで見え方が変化するそうです。」
西原:「奥深いですね・・・!ひとつひとつの作品に、作者のアイデアや個性が光っていて、ついつい見入ってしまいます。」
西原:「ヨーロッパ、アジア、アメリカ、アフリカ、南米、、など世界各国の”宝物”を見ることができます!世界一周旅行の夢が叶ったかのようです!」
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『吹上浜 砂の祭典』は5月3日から5日までの3日間、南さつま市役所を中心としたまちなかで開催されます。
砂像の迫力と南さつま市の魅力をこの機会に体感してみてください!
✈お読みいただきありがとうございました✈✈