#6枕崎日和(前編)

鹿児島も朝晩は涼しくなり、秋の訪れを感じる季節となりましたね。

さて、今回は私、西原が薩摩半島南西部に位置する枕崎市を訪れました。

今回は枕崎市役所企画調整課の方をはじめ、多くの方々に、企画から当日の取材までサポートしていただきました。

枕崎市役所の皆様、薩摩酒造様、「地域商社 まくらざき様(osoto運営)」、ありがとうございました。

では、とっても素敵な「枕崎日和」にご案内します!

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初めに訪れたのは、「枕崎お魚センター」。

ここには、枕崎漁港に水揚げされたばかりの鮮魚や海産加工品などの海の幸をはじめ、枕崎牛や枕崎茶などの特産品を販売するお店が入っています。

この新鮮さと大きさでこのお値段!驚きです!!
あっという間に「売約済み」に!

今回は、カツオの本場枕崎ならではの「カツオのわら焼き」を体験しました。

初めての”冷凍カツオ”に大興奮!!

枕崎漁港で水揚げされた刺身用の新鮮な冷凍カツオを目の前で捌いていただき、

わらで焼いてタタキにします。

今の時期のカツオは「戻りカツオ」と言って
北の海でたくさん栄養を蓄えて
南の方に戻ってきたカツオです。
脂がのっていて美味しい!とのこと。
口が開いているのが新鮮な証です。
両方とも刃になっている包丁であっという間に三枚おろしに!
「どれくらい練習して捌けるようになっったのですか?」と聞くと、
「幼い頃から捌いていたからわからない」…。さすが本場。カッコイイ!

三枚おろしをさらに鰹節と同じ形に捌いてもらった後、いよいよ「わら焼き」に!

私もカツオの身を並べたり、ひっくり返したりなど、お手伝いをさせていただきます。

\\わらに火をつけ、炎で豪快に焼きます!!//

「近くにいるととっても熱いです!!!」と驚く私。
表面を焼き上げたら氷水で冷やしてキュッとしめます。

\\完成!!//

瞬時に焼き上げるので、表面には焼き目がついていますが、中の赤身が綺麗!食べるとトロトロで、とっても美味しい!

わらで焼いた香ばしい香りが口に広がります!出来立てならではの贅沢な味わいです。

また、お魚センターの2階にある「展望レストランぶえん」では綺麗な海の景色を楽しみながら、いろいろな料理を楽しむことが出来ます。

✈写真右の「枕崎鰹(ふな)()めし」は、鹿児島県内の商店街グルメNo.1を決める「Show-1グルメグランプリ」で2連覇殿堂入りした、枕崎を代表するご当地グルメです。

ご飯にかける”鰹だし”は、とても美味。そのまま飲んで味わえます。日本に、鹿児島に生まれてよかった…。

お魚センターではお土産も充実しています。

枕崎が“生産量日本一”の鰹節や、ご飯に合うかつお味噌、遠方から買いに来るファンもいるという和風だしを自宅とご近所用に購入しました。

”ふるさと”鹿児島の味はやっぱりホッとします。

鹿児島は美味しいもので溢れているなあと改めて感じます。

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お魚センターでお腹が満たされたあとは、

枕崎駅からすぐ近くの枕崎市文化資料センター「南溟館」に向かいます。

こちらでは現在『第3回枕崎国際芸術賞展』が開催中です。

✈枕崎国際芸術賞展とは…??

国際文化交流と地域文化の向上を図ることを目的とし、国内外問わず作品を募集。優れた作品を発表する場として、3年毎に開催されている現代アートの公募展です。

今年は国内外から1,128点(平面911点・立体217点)の作品が寄せられたそうです。

芸術展では、入賞・入選した62点が展示されています。

今回の芸術賞展では初めての試みとして募集の際に、作品の現物ではなく“作品を写真に撮って応募する”方法にしたことで、世界中から過去最多の応募があったそうです。

そうして写真の中から最終審査に進んだ作品の現物が南溟館に集められ、審査の結果、入賞・入選作品が決定しました。


【大賞作品】中原未央

みずみずしいトマトが紐で縛られてつぶれている姿と、狭い箱の中に閉じ込められて疲弊しているかのような姿が表現されています。


【準大賞作品】植村恭子

『明滅のハーモニー~いづかたより来りて、いづかたかへ去る~』鹿児島県出身の方で、桜島の火山灰を使った作品です。近くで見ると火山灰の独特な質感や濃淡に不思議なパワーを感じます。

その他にも個性溢れる作品が多数展示されており、コロナ禍や世界情勢、環境破壊など、時代背景を映し出した作品が多くありました。

特に私の印象に残った作品がこちらです。


「空」の小さな写真をモザイクアートのように繋ぎ合わせて世界全体を表現しているそうです。空の美しさ、そして世界は一つの空でつながっていることに改めて気付かされました。


日ごろ、美術作品や現代アートに触れる機会が少ないのですが、作者の想いやメッセージも一緒に掲示されており、読んで鑑賞すると作品との距離が近づく気がしました。

また、作品は観る人によって感じ方や見方が異なり、友人と一緒に感想を話しながら「そういう見方もあるのか!」と新しい発見の連続でした。

こちらの展示会は10月16日(日)まで開催中です。

「枕崎日和」、前編はここまで!後編では、他の観光スポットや枕崎の新しい取り組みなどを紹介します。お楽しみに!

\✈後編へつづく/

✈お読みいただきありがとうございました✈✈

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