#5「大崎町衛生自治会」
今回紹介するのは、「大崎町衛生自治会」。
大崎町 リサイクル率13年日本一
大崎町は、13年リサイクル率日本一に輝いたまちです。
そのリサイクルの推進に大きく貢献しているのが、住民のみなさん。
大崎町衛生自治会は、ゴミを出す全世帯で構成されていて、27品目に及ぶごみの分別を実践しています。
月に1回実施 資源ごみ回収日
この日は、月に1回町内の地域ごとに行われている資源ごみ回収日です。
収集されるものは、小型家電に割りばし、陶器に金属、スプレー缶、びんなど、さまざま。
ゴミが運ばれてくると自然と地域の人々が集まり、手慣れた様子で各分別場所へ運んでいきます。
それぞれ協力し合ってリサイクルに取り組む。一人ひとりがリサイクルの町を牽引する大きな役割を果たしています。
2015年「環境大臣賞」受賞
功績が評価され、2015年には環境大臣表彰も受けています。
ゴミを出す人の中には、外国人も。町内には、ベトナム人を中心とする技能実習生が多く住んでいて、分別に戸惑うケースも見られます。
大崎町では、外国人が安心して暮らせるように、分別に限らず、外国人との共生を担う組織も生まれました。それが「大崎町多文化共生環境安全連絡会議」というもの。
一人ひとりが支えあい、安心して暮らせるまちになるように。リサイクルだけではない、持続可能なまちづくりを目指しています。
大崎町衛生自治会中村幸一会長「何気なく購入していた品物にSDGsが問われる今、どのように作られているかを購入する側も考え、そしてごみを減らし、リサイクルを推進する循環型社会。これを世界中で取り組めたら大きな成果になり、環境汚染の削減にもつながっていきます。身近なところから持続可能な社会づくりに取り組みたいと思います。」