#2「鹿児島県大崎町の取り組み」
大崎町はごみの埋め立て処分場延命化という課題解決をきっかけに、20年にわたりゴミの分別に取り組んでいます。
掲げているのは、リサイクルの町から世界の未来をつくる町へ。
東町長「SDGsの目標は2030年度でありますので、それまでの間に大崎町の課題を解決するための構想ということになっております。例えば、滞在・研究施設の情報発信施設をつくることとか、あるいは、プラスチック類の課題解決をするための企業と連携した研究施設を作っていくこととか、循環する構想を2030年までに作り上げていきたい。輝くまち、そして世界に誇れるまちというのをこういった事業を通して実現していきたい。」
大崎リサイクルシステム
リサイクルを推進するために構築されたのが、住民、企業、そして行政、それぞれが連携を取り合う仕組み。
名付けて「大崎リサイクルシステム」です。焼却炉に頼らない低コストな廃棄物処理システムを確率しています。
まず、住民は家庭で27品目のごみの分別を行い、ステーションにゴミを出します。
リサイクルセンターや収集業者は、ゴミの回収やごみの検査を行い、検査後は商品として出荷します。
行政の役割は、企業や住民へのアドバイスや指導を行ったり、時には、学校や地域への環境学習会を実施したり。多岐にわたる仕事をしています。
その結果、埋め立てごみの量の大幅な削減に成功。
2006年度から2017年度まで12年連続、そして2019年と13年リサイクル率日本一を達成。
2018年 第2回ジャパンSDGsアワードで内閣官房長官賞を受賞
若い世代に向けた発信も積極的に行っています。
生徒「ゴミ拾いをしたりボランティアをしたりすればいいと思います。」
混ぜればゴミ、活かせば資源
大崎町長「大崎町は混ぜればゴミ、活かせば資源の合言葉でごみの分別収集に取り組んでおります。おかげさまで13年日本一を達成しております。
この培ってきた知識、技術を活かして、世界のリサイクル環境に貢献をして参ります。リサイクルの町から世界の未来をつくる町へ大崎町は貢献してまいります。