ととナビvol.222 トビエイ
🙇🏻:「先週はサメからサメ皮のわさびおろし器の話に入ったところで終わったんですけど、今日はその続きです。わさびはやっぱりチューブとかじゃなく、自分ですりおろしたものがいいですね。そのまま酒の肴にもなりますからね🙇🏻」
わさびおろし器といえば、天然の木にサメ皮を貼り付けたものがいちばん。
いわゆる「サメ肌」・・・
🙇🏻:「わさびおろし器の材料となるサメ皮ですけど、どんなサメでもいいわけじゃないんですね。映画ジョーズに出てくるおそろしいホホジロザメとか、鹿児島のゆでぶかに使われるシロザメやホシザメなんかではダメなんですね。」
サメ肌の中でも、そんなにとげとげしくなくて、
ざらざらのつぶつぶがの大きさがそろっている
ものじゃなきゃダメなんだそうですよ。
そういう意味では、今月紹介してきたコロザメやカスザメは、わさびおろし器向きのいいサメ肌なんですって。
でも…散々「サメ肌」って言ってきてなんなんですが、
サメ皮のわさびおろし器に使われているサメ皮の多くは、じつはエイ
なんです。
そう、「サメ肌」ではなく「エイ肌」なんですっ!!
・・・それにしても、エイって、体がつるつるしてるイメージがありますが、サメ肌になるようなうろこはあるんでしょうか?・・・😰
🙇🏻:「それが、あるんですね。サメと同じエナメル質の楯鱗(じゅんりん)が。サメのように体全体にぎっしりというわけではないですけど、、、
エイは食べてもおいしい魚ですけど、水産上重要なエイは大きく分けてトビエイの仲間とガンギエイの仲間に分かれるんだそう。
トビエイ目にはアカエイの仲間が
そして、ガンギエイ目といえば「えいひれ」にされるエイたちがいます。
プロの料理人御用達の調理器具ブランド・ワールドヴィジョンの中島さんによると、わさびおろし器には、東南アジアのアカエイの仲間がよく使われているそうです。背中の真ん中あたりにうろこが密集していますからね。
では、そんなわさびおろし器の材料にもなる、アカエイを含むトビエイ目の代表種、
トビエイを紹介しておきましょう。
まさに、翔ぶがごとく・・・
🙇🏻:「日本各地の沿岸にいるエイで、どちらといえば貝を食い荒らすということで有害種の扱いを受けていますが、私は煮付けとから揚げで食べましたけど、どちらもくせがなくまあまあおいしかったですよ。
今度は、エイ皮のおろし器ですりおろしたわさびでエイの刺身を食べたい
・・・と思います。」
めしあがれ~👾