ととナビvol.203 200回記念質問集 その4
今日も引き続き、リスナーの皆さんからのご質問にお答えします。
RN.スベスベカスベ さん
うろこのある魚と、うろこのない魚の違いを教えてください。
また、うろこの上手なとり方、利用法などありましたら教えてください。
🙇🏻:「はい。まずはスベスベカスベさんについて説明が必要ですね。スベスベカスベさんは1970年代に北西太平洋で発見されたガンギエイ目ガンギエイ科の魚ですね。
さて、うろこのある魚とない魚の違いですね。まずは、何のためにうろこがあるのかですが、うろこは体を守るためにあるんですね。衝撃から守ったり、寄生虫から守ったり。。。
うろこにもいろんな種類があるんですよ。イワシやコイ、フナなどは円鱗という丸いうろこを持っています。表面に細かい棘のある鱗を持った魚もたくさんいますね。櫛鱗(しつりん)といううろこです。あと、サメはざらざらのサメ肌の体をしていますよね。あれは盾鱗(じゅんりん)という、歯のようなかたいうろこに覆われているためですね。
でも、体を守るためには必ずうろこが必要かというと、そうではないんですね。うろこ以外のもので体を守っている魚もいるんですよ。ハコフグやマンボウのようにかたい皮膚で覆われているとか、アンコウのようにぬるぬるの粘液で覆われているとか、、、、ですね。
ところで、ぬるぬるのウナギにはうろこがないと思っていませんか? 実は、ウナギにはうろこがあるんですよ。表皮の下に埋没しているんですね。だから、うろこがあってもぬるぬるしてつかみどころがないんですね。😲
次に、うろこの上手なとり方ですね。もうそれはうろこ取り器を使うしかないでしょ。市場では電動のものが使われたりもしますよ。大型の魚やうろこの大きい魚に使うんですね。
でも超大型のハタの仲間なんかは、うろこが剥がれにくいので、これでも無理ということで、包丁で削いでいくんですよ。「皮をむく」といったイメージですね。
ひえ~
鱗の利用法。それは、やっぱり食べることですね。大型のマダイなんかはうろこが大きいので素揚げにすればいいおつまみになりますよ。
あとはオジサンの仲間。「○○ヒメジ」っていう魚たちですね。そうです。オジサンにはおいしいうろこがついているんですよ。
おじさんです・・・👇
オジサンのうろこ、食べてみたくないですか? 目からうろこですよ。」👻
ウロコのから揚げです・・・👇