災害時のフェイクニュースやデマに気をつけて!
本日のテーマ
今日は、1日に起きた「能登半島地震」について、SNS上で注意しなければならないことを紹介したいと思います。
「デマやフェイクに注意しましょう」と、ニュースでも繰り返し伝えてられています。
2日に行われた岸田首相の記者会見でも「被害状況等について悪質な虚偽情報の流布は決して許されるものではない、謹んでほしい」と話していました。
首相自ら呼びかけるほど、SNS上での「悪質な虚偽の情報、デマ・フェイク」がとても多いです。
具体的なデマ内容
1つ目は、発災直後の「人工地震」という投稿です。これは、専門家も否定しているトンデモな内容ですが、人工地震に関する投稿は多く、とても見られています。
次に、1日にとても多かったのが「建物・家屋の下敷きになっている、助けてください」という内容です。投稿には、住所・氏名も書いてありハッシュタグで「#救助要請」がついているものもあります。
本当の救助要請の妨げになりかねない悪質な投稿です。
救助要請している投稿との見分け方は
本当に救助要請している投稿との見分け方はとても難しいですが、Ⅹ(旧Twitter)の場合、一つ目安になるのが「青い認証バッジ」がついているかどうかです。
Twitter時代では、青い認証バッジ=なりすましではないという印でしたが、Ⅹ(エックス)になり、有料の青い認証バッジを購入することが可能になりました。
このバッジの特徴は、バッジのない投稿よりも優先的に表示されたり、「投稿を見られた数=インプレッション」を収益化できるという部分です。
例えば、#救助要請や、先程の人工地震など人の目を引く投稿をすると、その分多くの人の目に止まり収益化できるということです。
収益化のためにわざと投稿する人も中にはいるということです。
私達にできること
まず、本当かどうかわからないものは絶対に拡散しないことが大切です。
また、「●●に人が下敷きになっている“らしい”」という情報を、被災地の警察や消防に連絡しない!ということです。
「らしい」という、曖昧な情報を連絡することで、今も現地で救助活動をされている方の活動の妨げになり混乱を招いてしまう原因になります。
実際に、虚偽の投稿に勝手に住所を使われてしまった方もいらっしゃいます。
鹿児島は地震のニュースを冷静に見ることができる環境です。
だからこそ、正しい情報を選び、今できることをしていきたいですね。