はじめての郷土料理

つわとタケノコの煮しめ

「つわ」は炒め煮や卵とじに煮物と、この時期重宝する春の食材です。正式には「つわぶき」で岩の上などの厳しい環境でもたくましく育つことから「石に蕗」と書いてつわぶきと読みます。

綿毛をいっぱいつけた新芽が出るこの時期には、それぞれ、あらかじめ目星をつけた「とっておき」の場所に、つわ採りに行く人々の様子も見られます。現在は季節にかかわらず多くの食材に囲まれていますが、つわは春を感じられる貴重な食材のひとつかもしれません。

独特の野生の風味は何物にも代えがたく、タケノコや骨付きの鶏と煮ると、旨みがつわにじゅわっと染み込みます。

協 力:NPO法人 霧島食育研究会
レシピ:千葉しのぶ理事長

材料 4人分

材料
分量
むきつわ
100g
小さじ1
ゆでタケノコ
150g
鶏もも肉
200g
人参
100g
ゴボウ
50g
ジャガイモ
中2個
干しシイタケ
4枚
かつおぶし
6g
3カップ(600cc)
淡口しょうゆ・本みりん
各大さじ3~4

作り方

1

干しシイタケは1カップ(200cc)の水にひたして戻し、シイタケが柔らかくなったら軸を切り取る。(戻し汁はとっておく)

2

ゆでタケノコは縦に薄切りに、人参は縦に4つ割に、鶏もも肉は8等分に切る。

3

ゴボウは皮を軽くこそぎ落として5センチ長さに切り、ジャガイモは半分に切る。
★ゴボウとジャガイモはアクをとるため、切った後、それぞれ水につけておく

4

むきつわは、食べやすい長さに切った後、塩を入れたお湯5カップ(1000cc)に入れ、5分茹でる。茹でた後はザルにあけ、水にとる。

5

3カップ(600cc)の水を沸騰させ、かつおぶしを加える。再度、沸騰したら火を消し、2分したらこす。

6

鍋に切った材料を入れる。煮る際、崩れやすい食材は上の方に置く。
★ジャガイモ・鶏肉・つわ・ゴボウを鍋に入れてから、その上にシイタケ・タケノコ・人参を並べるようにすると、タケノコの穂先が折れづらく、また人参も煮崩れしにくくなる。

7

鍋にかつおだしと、シイタケの戻し汁を加え、強火にかける。沸騰したらアクをとり、火を静かに沸騰が続く程度に弱める。

8

淡口しょうゆとみりんを加えたら、落し蓋をし、味が染みるまで約30分程煮たら出来上がり。

ポイント

  • 煮る際、崩れやすい食材は上の方に置く。
  • 煮るときの火加減は最初は強火。沸騰したら静かに沸騰が続く程度の火加減にし、落し蓋をして煮る。