#19 慈眼寺日和(後編)
前回に引き続き、鹿児島市谷山の「慈眼寺」の魅力をお伝えします.
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お昼をいただこうと、私たちが向かった先は『慈眼寺そうめん流し』。
中山:「今年初のそうめん流し、楽しみです。夏本番をむかえる前にいただけるなんて、うれしいです!」
西原:「そうめん流しは鹿児島の夏の風物詩。今日は日差しが強く暑いので、ぴったりですね!」
慈眼寺公園内にあります。
看板の案内に沿って階段をおります。
中:「新緑が美しいですね。木々のおかげで涼しいです。」
西:「川のせせらぎに癒されます。避暑地に来たみたい!」
階段をおりるとすぐに見えてきました。
3月中旬から10月末まで営業されているとのこと。
中:「春先や秋にもそうめん流しを楽しめるなんて、そう多くないですよね!」
西:「薄手のダウンを着て、楽しむお客様もいらっしゃるそうです。」
そうめん以外にも、美味しそうなメニューがたくさん。
西:「いつもマスの塩焼きを食べます!」
中:「ほかにも、田楽や私たちが大好きなじゃんぼ餅もありますよ。」
受付で注文して待っていると・・・
ざるいっぱいのそうめんが美味しそうです。
立派なマスの塩焼き。田楽も美味しそうです。
中:「久しぶりのそうめん流し、わくわくします!」
中、西:「いただきまーす!!」
西:「冷たくてスルスルっと美味しい!おつゆがほんのり甘くて、ふるさとの大好きな味です。」
中:「塩焼きは、身がホクホクで美味しい!冷たいそうめん、熱々の塩焼き、合いますね〜!しあわせです。」
じゃんぼ餅は二人であっという間に食べてしまいました(笑)
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西:「手作りのあくまきが売っていますよ!」
中:「あくまきは、関ヶ原の戦いで島津義弘公が日持ちする兵糧として、持参したのが始まりだそうですよ。」
西:「祖母がよく作ってくれていたので、大好きなんです!」
こちらの厨房で手作りされています。
とても人気で、県外への発送依頼も多いそう。
中:「県外に住んでいる妹も、あくまきが大好物です。ふるさとの味を送ってあげようと思います。」
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ここからは、前編でお伝えできなかった『ふるさと考古歴史館』での体験記をお届けします!
勾玉(まがたま)づくり、土器づくり、火おこしなど、様々な体験ができますが、私たちが一番心惹かれたのが『埴輪(はにわ)作り』!!
学習指導員の大脇啓郎さんが教えてくださいました。
\\埴輪作りスタート!!//
まずは、粘土をこねて薄く伸ばします。
西:「粘土を触るのは久しぶりです!柔らかくて冷たい!」
大脇さん:「これは”野焼き粘土”と言って、縄文土器と同じものです。野焼きでも割れにくく、砂や粘土など、いろんなものが混ざっています。」
中:「縄文土器と同じ?!凄い・・・!」
次に、長方形と円形に型を取ります。
大脇さん:「綺麗に型を取るのが難しいので、慎重に!」
西:「中山さんお上手!」
型取った長方形と円形の粘土を、先が丸い円柱に巻きつけます。
大脇さん:「表面をつやつやに仕上げると、完成が綺麗ですよ。」
中:「粘土が乾かないよう水を馴染ませながら、つなぎ目が無くなるまで丁寧に!」
大脇さん:「ここからはお二人の個性を活かして頑張ってください!」
中:「まずは腕を作ります!簡単そうに見えて、太さや長さが少し違うだけで印象が変わりますね。形にこだわると難しい・・・」
西:「私は帽子を作ります!今日は暑いので麦わら帽子にします!」
大脇さん:「粘土は何度でもやり直せるので、納得がいくまでこだわってくださいね。」
夢中で作成すること1時間半。
\\埴輪が完成しました!!!//
中:「なんともいえない表情が愛らしい!味がありますね。」
西:「個性があって愛着が湧きます!」
焼き作業はお任せして、一週間ほど待つと・・・
\\焼きあがりましたー!!!//
中:「土のうえに置いてみると、出土されたような雰囲気も、、笑」
西:「焼き上げると色が変わってまさに埴輪!可愛いです。」
西:「慈眼寺にはまだまだ見どころがありそうなので、また来たいですね!」
中:「古代の人になりきって、楽しく考古学を学ぶことができました。慈眼寺日和、最高でした!」
✈お読みいただきありがとうございました✈✈