台湾の夕暮れ空に映えるランタン
以前台湾に旅行で行った際、「十分(シーフェン)」という有名な観光スポットを訪れ、1メートルほどの大きさの、赤や緑、オレンジ、ピンク、紫などといったカラフルなランタンに願い事を書いて空に飛ばす体験をしました。
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十分は首都台北から電車で行くことが出来、道中は穏やかな川を眺めながら森の中をのんびり走って1時間ほどで到着します。
駅を降りると、昭和の懐かしいレトロな雰囲気の街並みが現れ、古い建物が並ぶ商店街の真ん中を一本の線路が通っています。まるでジブリの世界のようです。
街頭のお兄さんからランタンを購入します。
ランタンはカラフルなものや一色のものなど種類がたくさんあり、色によって叶う願いが異なるので、自分が叶えたい願いに合わせて色を選び、そこに願い事を書いていきます。
(赤:健康や安全祈願、緑:夢がかなう、物事がうまく進む、
白:事業の成功や運気アップ、オレンジ:愛情運や結婚運)など、他の色もあります。
ランタンを作りながら、小学生の時に地元の町内会で六月灯の灯篭を作ったときのことを思い出しました。
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願い事を書き終えるとランタンの中に火を灯して空に飛ばします。
火が灯されて温かく光る自分のランタンが夕暮れ時の綺麗な空にゆっくりと浮かんでいく姿を、見えなくなるまでずっと見ていました。
どんどん高くランタンが飛んでいく風景は神秘的で、思わず空を見上げて、みんなの願いが叶いますように、とあたたかい気持ちになりました。