高校生が舞う!鹿屋市高須町の郷土芸能「刀舞」
ポニー号より脇野です🐍
今日は、鹿屋市高須町に伝わる郷土芸能『刀舞(かっなめ)についてお伝えしました!
左から高須町刀舞保存会の上原義史さん、鹿屋高校インターアクト部2年の前田凛太郎君、1年の洲鎌有登君、顧問の大薗典子先生⭐
刀舞とは、鹿屋市高須町に伝わる郷土芸能でもともとは波之上神社として大晦日の晩に舞っていたもの。あるとき祇園祭の復興策として高須町内を巡行して好評だったのを機にいまでも祇園祭(鹿児島のおぎおんさあ)の時期に町内を練り歩いているそう!
刀舞(かたなまい)、弓舞(ゆみまい)、長刀舞(なぎなたまい)、田の神舞(たのかみまい)、鬼神舞(きじんまい)の5段構成になっているのが特徴で、平成13年には鹿屋市の無形民俗文化財にも指定されています⭐
インターアクト部はおもにボランティアを中心に行う部活ですが、顧問の大園先生が「鹿屋には受け継ぐべき郷土芸能が数多くある。それをどうにか高校生に受け継げないか?」ということで刀舞をすることになったんだとか。
2年生の前田君はインターアクト部唯一の高須町出身!
「小さい頃におどろかされてきたお面をつけられて満足です」
と、にやりと微笑みながら話してくれました!右手に持った鈴をならしながら「ほっ」という掛け声とともに田の神の面をつけて舞う姿に釘付けになりました!
そして、唄方という万葉和歌を詠む重要な役を務めるのが1年生の須鎌君。唄方に指名されたことをおばあちゃんに伝えたところ、なんと須鎌君のひいおじいちゃんが長年この刀舞の唄方をしてきたということが判明!なんという偶然!!!
受け継がれるべくして受け継がれたんだなあとなんだか不思議な気持ちになりました。
そんな鹿屋高校インターアクト部の刀舞を伊集院文化会館で観ることができますので、お時間ある方はぜひ足をお運びください☺