今日ご紹介するのは、いろは歌の40番目の「め」の歌です。
めぐりては 我が身にこそは 事へけれ 先祖のまつり 忠孝の道
まず、言葉の意味から。
- 「我が身こそは 事へけれ」の「事へけれ」とは、自分自身に奉仕する・仕えるといった意味です。
- 「先祖のまつり 忠孝の道」とは、御先祖を供養し、主人には忠義を、そして親には孝行を尽くすという意味です。
めぐりては 我が身にこそは 事へけれ 先祖のまつり 忠孝の道
歌の意味です。
ご先祖を供養し、親孝行を一生懸命に行えば、それを見ていた子孫も同じようなことをするに違いない。
つまり己がしていることは、自分の為だけではなく、子孫の為でもある。
反対に自分が行き届かないことをすると、回り回って自分に返ってきてしまう。
従って、先祖の供養や忠孝の道は、決して怠ってはいけないと諭したのが「め」の歌です。
めぐりては 我が身にこそは 事へけれ 先祖のまつり 忠孝の道
この歌 あなたの明日のお役に立てれば幸いです。
では、今日も、鹿児島のこの言葉でお別れしましょう。また来週。毎日ごわんそ!