いろは歌

いろは歌「す」(47番目の歌)

今日は、いろは歌の最後の歌、47番目の「す」の歌をご紹介します。

少しきを 足れりとも知れ ちぬれば 月もほどなく 十六夜いざよいの空

まず、言葉の意味から。

  • 「少しきを」とは、「あと少し」と言う意味。
  • 「足れりとも知れ」とは、「足りることを知りなさい」と言った意味です。
少しきを 足れりとも知れ ちぬれば 月もほどなく 十六夜いざよいの空

歌の意味です。

十五夜の月 満月状態を迎えた月は、翌晩から欠けはじめ、十六夜の月の状態になり、暗闇へと進んでゆく。
そのような、もう少しで満足する一歩手前で、自分の欲望をおさえることが大切である。

つまり、あまり欲張るものではない。身の程を心掛けていることが大切だと諭しているのです。

少しきを 足れりとも知れ ちぬれば 月もほどなく 十六夜いざよいの空

いろは歌、最後の「す」の歌でした。


明日は、いろは歌の歌碑も保存されている、南さつま市の竹田神社に伺ったもようをお送りします。
いろは歌を創った日新斉じっしんさいを祭った神社です。お楽しみに。

それでは、今日も、鹿児島のこの言葉でお別れしましょう。また明日。毎日めにっごわんそ!

いろは歌「せ」(46番目の歌)前のページ

竹田神社次のページ

関連記事

  1. 薩摩の教え

    天吹③

    昨日の放送では、薩摩の武士が、自顕流じげんりゅうなどの武道とともに身に…

  2. いろは歌

    いろは歌「ゆ」(39番目の歌)

    今日ご紹介するのは、いろは歌の39番目の「ゆ」の歌です。弓を得て 失…

  3. いろは歌

    加世田郷土資料館

    この番組では、これまで菩薩日新公ぼさつじっしんこうが作った「いろは歌」…

  4. 薩摩の教え

    鹿児島の偉人たち~加来耕三さんのお話②

    今週は西郷南洲遺訓の紹介をお休みして、歴史家の加来耕三さんのインタビュ…

  5. いろは歌

    いろは歌「ら」(22番目の歌)

    今日は、いろは歌の22番目の「ら」の歌をご紹介します。楽も苦も 時過…

  6. 夏休みこども企画

    夏休みこども企画「三州親善かるた取り大会」④

    今週は、先月21日に行われた「三州親善 日新公いろは歌かるた取り大会」…

PAGE TOP