夏休みがスタートして早くも10日が経ちました。今日から8月いっぱいは、夏休みこども企画…ということで、番組タイトルにもある「未来のチカラ」の担い手・子供たちの声をお届けしていきたいと思います。
まず今週と来週ご紹介するのは、夏休みに入ったばかりの7月21日に、鹿児島市の仙巌園で行われた『三州親善 日新公いろは歌かるた取り大会』。
三洲というのは、薩摩、大隅、日向のこと。日新公がこの三州の統一の礎を築いたことに因み、「薩摩」、「大隅」、そして宮崎県を含む「日向」の3つの地域からそれぞれ3校ずつ、合計9つの小学校の子供たちが44名、応援まで含めると160名近い方々が仙巌園の茶室に集まりました。
主催した南さつま市の教育委員会 教育部生涯学習課の佐々木課長に、この大会にこめた思いをお伺いしました。
(佐々木さん)「イベントのテーマは『明治維新の源 薩摩の学びは日新公から』です。明治維新を成し遂げたのは、薩摩の西郷や大久保といった若者たち、その若者たちが どうしてこんな力を持ったのか?
それは郷中教育影響が大きかったと思います。
この郷中教育の教えの基本になったのが日新公のいろは歌。この日新公が亡くなったのが今年で450年という節目ということから、南さつま市では日新公を検証すると共に、いろは歌の教えを是非広く皆さんに知っていただきたいと考えました。
日新公のいろは歌は、人としての生き方、人と接する時にどうしたらいいか、あるいは道徳的な考え方、こういうことを学ぶのに、一番いい教えだと思っております。
われわれふるさとの日新公が、こんな素晴らしい教えを作って、そして、広げて、これが450年たった今もみんなが学んで、人としての生き方とかそういう参考にしている。
ですから是非、いろは歌の中から自分の好きないろは歌というのをぜひもって、その教えに自分の生き方、あるいは目標にしてくれればうれしいなあと思います」
それでは、明日からは大会に参加した元気な子供たちの声をお送りします。お楽しみに~