ととナビ vol.186 ヤドカリトリオ

🙇🏻:「受験生の皆さん、センター試験はいかがでしたでしょうか? 国公立大学は、次は個別試験ですね。もちろん、わが鹿児島大学水産学部も元気のある新入生を募集していますからね。」

 

じつは、鹿大の中でも水産学部は全国区の学部。

鹿児島県内出身の学生は全体の20数%しかいないんだそう。北は北海道から南は沖縄まで、全国から学生が集まるので、春はキャンパスがヤドカリだらけになります・・・

ふむふむ・・・ナヌ?(死語)

 

🙇🏻:「みなさん!これが、ヤドカリたちです!!」

ヤドカリ2年目、つまり2年生の学生さんたち😰。

🙇🏻:「これは授業で漁業体験をしているところです。刺網といって、バレーボールのネットのような網を3枚重ねて海の中に仕掛けておいて、網に絡まった魚を獲る漁法なんです。場所は錦江湾内の、鹿児島港のすぐ沖です。」

 

さあ、やっと本題に近づいてまいりました。

今日は、この時に獲れた結構大きなヤドカリちゃん(←学生じゃありませんよ)たちのお話。

その前に、ヤドカリはエビやカニと同じ仲間で(あのタラバガニもヤドカリの仲間)、基本的には小さいものが多いですよね。海辺に行くと小さな巻貝がこそこそと動いているあれ。

 

でも今日ご紹介する ヤドカリトリオは、体長はざっと10㎝くらいある大きなヤドカリですよ。

左から、イシダタミヤドカリアカボシヤドカリソメンヤドカリです(いちばん左のイシダタミヤドカリがいちばん普通にいるヤドカリ)。

こうやって見るとどれも似ていて区別がつきませんね。でも、眼とハサミをアップでみると違いがよくわかりますよ。イシダタミヤドカリは眼柄(眼の下の部分)が細くて薄紫色をしています。そして、大きくて毛がたくさん生えたハサミを持っています。アカボシヤドカリの特徴は何と言っても紫とオレンジと緑のきれいな眼です。ソメンヤドカリは赤地に白い線の入った眼柄の先に黒い眼があります。ハサミはピンク色で毛が生えていないですね。

やはり、味が気になるところですよね。どれも油で揚げれば香ばしくなります。みそ汁にしてもいい出汁がでますよ。エビやカニと同じ仲間ですからね。

🙇🏻:「ところで、ヤドカリのお尻はなぜ右に曲がっていると思いますか?」

🙋🏻:「●●●●●●・・・・」

ここで、恵津子さんまさかの大正解。(うろたえる大富潤🙇🏻🙇🏻🙇🏻)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・😔

では、気を取り直して、リスナーの皆さんへのメッセージをどうぞ!!

🙇🏻:「私は、海の生き物を学ぶ、食べる、そして水産業を活性化する。そんな意欲のある学生さんを待っています。鹿児島大学水産学部は「就職に強く、学生に親切な学部」なんです。ぜひ、水産学部のホームページをご覧ください。ととナビの情報も載っていますから。。。。」

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