ととナビvol.144 逃げ恥と深い関わりが!?「ソウハチとチカ」
👤:「先月、『逃げ恥』は水産業界のためのドラマだ・・・という話をしましたよね。」
・・・ところが、これにはまだ続きがあったんです。。。
まずは、なぜ「逃げ恥」が水産に関係あるかというと、平匡さんはヒラマサ、みくりはミクリガイ・・・と、それぞれに海の生き物に因んでいたという点。
さらに驚くべきことが判明しました。主人公の津崎平匡の残りの家族まで「魚の名前」だったんです🙄❗
お父さんは津崎宗八(ソウハチ)、お母さんは津崎知佳(チカ)です。
皆さん、ピンときますか?……
👤:「ネットでは、『ソウハチは魚のソウハチガレイから来た』とか『チカはヒメアジのこと』って書いてあるんですが、そうではなくて、ソウハチガレイもヒメアジも地方名で、ソウハチとチカのほうが標準和名なんですよ。つまり、ソウハチもチカも日本語の正式名称というわけです。」
残念ながら、どちらも鹿児島にはいない魚なんですが、鹿児島でも売られているので出会えるかもしれません。
まずはお父さん、ソウハチ。
カレイの仲間ですね。ヒラメやカレイは目が両方とも体の片側にありますよね。生まれた時は普通の魚と同じように両側にあるんですが成長とともに移動するという話は以前にしました。ヒラメは左側に、カレイは右側に移動するので「左ヒラメ、右カレイ」です。
そころがこのソウハチ、左目が十分に移動せずに体のてっぺんで止まるんですっ👀‼つまり目が真上、横たわった姿だと真横にあるカレイ😱。。。
どひゃー💦
「そうはちがれい」や「きつねがれい」という名前で鹿児島でも売られています。塩焼きや煮付けで食べるとおいしいので、津崎平匡のお父さんをぜひご賞味ください。
続いてお母さんの チカさん
15センチくらいの小さな魚で、ワカサギの近縁種。なので、お店では「わかさぎ」という名前で売られていることが多いそう。ワカサギは、おいしくて量的にも少ない高価な魚なので、チカはワカサギの代用品になっているよう。。。
👤:「私は子どものころからチカのから揚げが大好きでした。安い魚ですし、丸のまま塩コショウ、小麦粉をまぶして揚げるだけでとてもおいしいです。あと、佃煮もおいしいですね。市販の佃煮もありますよ。」
平匡さんのお母さんも、ぜひぜひご賞味くださいマセ~😋
さあ、来週から新年度。
ダジャレは恥だが、4月からもバンバン飛ばしていきますよ(大富先生が)。
皆さん、新たな気持ちで、なお一層魚食に励みましょう❣