ととナビvol.321 6周年記念質問集 その9

皆様からのご質問、メッセージをご紹介しています・・・

 

RN.なつきゆうこさん

こないだNHKの「〇〇ちゃんに叱られる」で、「鯛はなんで赤いのか?」って言う質問に、「深い海の中では目立たない色だから・・・」って言っていたのを見て、赤い鯛がそんな深い海にすんでいるって思ってなかったので意外でした。同じ鯛でも黒い鯛とは種類が違うのかな?とちょっと疑問に思いました。 もし何かの話のついでがあった時、大富先生に教えていただきたいなと思っています。 それでは、失礼します。

大富先生

私も講演会なんかでよく「ヒメアマエビは何で赤いと思いますか?」って問いかけるんですよ。答えは、「海が青いから」。つまり、「身を隠すために真逆の色(補色の関係)をしている」…ということなんです。

さて、「同じ鯛でも赤い鯛と黒い鯛では種類が違うんですか」ということですが、黒い鯛というのは、クロダイやヘダイのことでしょうね。スズキ目タイ科の、いわゆる本当のタイの仲間は、ヘダイ亜科とマダイ亜科とキダイ亜科に別れるんですね。

 

ヘダイ亜科はヘダイやクロダイなど、黒っぽい色のタイです。マダイ亜科は赤いタイで、マダイの他にチダイなんかもいますね。キダイ亜科はキダイ、別名レンコダイの仲間です。

・・・ということで、先ほどのご質問の答えは、「赤い鯛と黒い鯛は亜科のレベルで違う魚」です。

マダイが赤いのはエサ由来のアスタキサンチンという物質を持つためです。ちなみに、養殖のマダイは深い海の底ではなく海面近くで飼育するので、色が少し黒っぽくなる(日焼け)んですよ。

 

RN リッキー

はるか昔(40年くらい前?)、夜の海に小さな船で出た事があります。小舟の上から見える夜光虫がとってもきれいでした。大富先生、夜光虫ってどんな生き物でどんなメカニズムで光るんですか? あれから一度も見たことがありません。もう一度見てみたいです。どこか、見られる場所があったら教えていただけませんか?

 

ヤコウチュウは、渦鞭毛虫あるいは渦鞭毛植物の仲間のヤコウチュウ科の原生動物で、動物だか植物だかよくわからない生き物です。ヤコウチュウが光るメカニズムは、基本的にはホタルと同じで、ルシフェリンという物質がルシフェラーゼという酵素で酸化される時に光るんですね。

ヤコウチュウは“その辺”にいるので、うまくすればどこでも見られるんじゃないでしょうか。天気がよく暖かい時季には特に・・・(そう、今!)。そして、じっとしているよりも、石や砂を海に向かって投げて刺激を与えれば、青白く光るかもしれませんよ。あとは密度ですね。

ところでこのヤコウチュウ、密度が高くなると、夜は青白く幻想的に光りますが、海を真っ赤に染めることもあるんです。いわゆる赤潮ですね(ヤコウチュウの赤潮は、鮮やかな赤です)。

 

・・・でも、

リッキーさんが見たのは・・・、アマビエだったんじゃあないですか?

 

来月も続きそうです~、お楽しみにっ!!

 

 

関連記事一覧