ととナビvol.139 ダイナンウミヘビ
今日のととナビは「長いもの」のお話です
大富先生は、南さつま市のお知り合いから
「今まで見たことのない生き物が獲れた
頭が魚で体が蛇のようなすごいやつだ」
という連絡をうけ、坊津に駆けつけたそう。
そこにいたのは・・・「魚でもあり蛇でもある」生き物。。。
・・・つまり ウミヘビ
ところでみなさんは、ウミヘビって魚だと思いますか、蛇だと思いますか。
・・・・???
実は、魚のウミヘビと、爬虫類のウミヘビがいるんです。
沖縄でよく見かける、燻製にされて真っ黒になったイラブーと呼ばれるもの。あれはコブラ科エラブウミヘビ属の爬虫類のウミヘビです。
そして、今回坊津で獲れたのは魚のウミヘビ。ウナギ目ウミヘビ科ウミヘビ亜科のコレです。。。
名前は、ダイナンウミヘビ。
:魚のウミヘビと爬虫類のウミヘビには、ひと目でわかる大きな違いがあるんですよ。さて、次のうちどれでしょうか。
1.爬虫類のウミヘビはこわい顔をしているが、魚のウミヘビは優しい顔をしている
2.爬虫類のウミヘビは蛇年にたくさん生まれるが、魚のウミヘビはそんなことない
3.どちらでもない
答えはコレです (じゃあ、答は何番なの?・・・って?。3ですかねぇ。。。)
( ↑ ダイナンウミヘビの顔 )
また、魚のウミヘビはウナギやアナゴともよく似ていますが、ウミヘビ(ウナギ目ウミヘビ科ウミヘビ亜科)には尾鰭がないんですよ。だから、しっぽの先を見ればウミヘビかどうかがわかるんです。
さてみなさん、このダイナンウミヘビ、おいしいと思いますか?
細長いのでさばくのが大変なんですが、今回はプロの調理人にさばいていただき、それをかば焼きにしてみました。ウナギのような脂はありませんが、ハモに近い感じでまあまあおいしかったそうですよ。