ととナビvol.155 トラフグ
松でもなく、要でもなく、大富潤の“JUNEわがままトラネタシリーズ”、今日で3回目です。
さあ、今日はナニカナー??
🙇🏻:「皆さんが「トラのつく魚は何?」って聞かれたらまず答えるであろうおいしい魚。
そう、トラフグです。でも、魚通の人ならきっと思うはずですよね。「なんでこの時期にトラフグ?」って」。。。
フグの仲間には冬が旬という魚が多く、そんな中でもトラフグは最高級。養殖もかなり出回っていて、天然のトラフグに出会う方が難しいくらい。旬の時期の天然トラフグは1キロあたり数千円。1万円を越えることもざらなんだそう。
当然大きさによって値段が違います。大きいものはvery expensive!!。白子を持っている個体ならなおさら!!!(トラフグは真子(←卵巣)は有毒なので食べてはいけませんが、白子(←精巣)は食べられます)
今の時期は・・・まあ言えば時期外れ。なので白子は期待できませんが、身の部分はおいしいんですよ。そして、何より
「お安い」。
1キロを越えない個体なら魚類市場では1キロ当たり1500円くらいです。1キロを越えるものはその倍です。天然のトラフグがキロ1500円なんて、とても魅力的ですよ。・・・というわけで、今の時期の安い天然トラフグはとってもお勧め。
🙇🏻:「私は先日、早速食べました。高山町の定置網でとれた0.6キロの小型のものです。でもやっぱりトラフグ。お刺身はしこしことした食感、そして甘味旨味が抜群。まさにKing of フグ。皮もおいしいし、骨付きのから揚げはサクサクとして白身魚の中では一番おいしいかもしれません!!」
トラフグは身と皮と白子、骨は無毒ですが、それ以外はテトロドトキシンという毒がありますので、食べてはいけません。また、いくら毒のない部分でも、フグ調理師免許のない人がさばいて提供するのはダメ、絶対。
🙇🏻:フグの刺身を「てっさ」、鍋を「てっちり」と呼ぶのはフグを鉄砲に例えているからです。そう、「当たる」んです。
一発あたって阪神福留のホームランというのは歓迎ですが、フグにあたるのは絶対NGですからね。」
その通り!