ととナビvol.154 トラギス

先週は大富先生のやりたい放題の巻き・・・でした。

そして今週も・・・🐯

 

🙇🏻:「みなさんキスっていう魚をご存知ですか?。正式にはシロギスですが.

よく似た名前の魚にトラギスというのがいるんですよ・・・」

ほら来た!

🙇🏻「シロギスはスズキ目キス科ですが、トラギスはスズキ目トラギス科。トラギスの仲間は何種類もいるんですが、今日は私が鹿児島でよく出会う3種類のトラギスを紹介しましょう。」

 

まずは、標準和名トラギス。南日本の浅い海の砂地の海底にいる15センチほどの魚で、茶色っぽい地味な色合いながら、顔だけは派手。しま模様もあります。(先生にはマンドリルに見えるそうですよ~)

 

 

 

 

そして2つめは、クラカケトラギス。鞍をかけたトラギス(Y字形の鞍が背中にならんでいるように見えます?)大きさは20センチくらいで、トラギスよりやや大きめ。

 

さて次、3つめは少し深いところにすんでいるオキトラギス。トラギスやクラカケトラギスが水深数十mの浅い海にすんでいるのに対し、オキトラギスは100mくらいの深さのところに多くいます。全体的に赤っぽく、背中側が黒でお腹側が黄色の、途中で色が変わる横じま模様になってます。

 

 

さて、このトラギスたち、体がずん胴で丸々と太っていてとても肉厚の魚なんですけど、鹿児島ではおなじみの雑魚扱い。

🙇🏻:「とくにクラカケトラギスは他の地域では出荷対象種ですから、鹿児島で水揚げされないのは残念ですね。やはり「知らない魚は食べない」という気質なんですね。

ととナビは何のためのコーナーかというと、リスナーの皆様に1種類でも多くの魚を知っていただき、1種類でも多くの種類の魚を食べるようになっていただきたい。地魚の消費量を上げて地元の水産業を活性化したい。そのためのコーナーんですよ。」

 

そうなんですよ、みなさん。

トラギスの仲間はくせのない白身の魚(小型なのであまりお刺身にはしませんが)

なので、煮付け塩焼天ぷらで美味しく食べられます。

 

トラシリーズ、まだまだ続きます。

6月(JUNE)ですから。。。。😰

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