TOYOTA街角ステーション「kukushka」
今回は「 鹿児島市 」から、
「冬にぴったりのスパイシーなお菓子」をご紹介しました。
今回お伺いしたのは、鹿児島市清和2丁目。
清和小学校近くにお店を構える焼菓子店「kukushka」
お店を切り盛りするのは、笑顔が素敵な女性オーナーさん、
岩切史絵さんです
岩切さんは、
東京の有名な製菓専門学校でみっちりお勉強されたのち、
東京のお店で修業を積まれて、
2011年にこちらのお店をオープンされました。
ちなみにお名前の「ククーシュカ」は、
ロシア語で「かっこう」という意味
かっこうは子育てをせず、
他の種類の鳥の巣に卵を産んで、
育てさせるという習性があるそうなんですが、
かっこうの、力強くもユーモアとアイデアで生き抜く、
そんなところに心魅かれて、
「ククーシュカ」と名付けたそうです。
そんな岩切さんが作る焼菓子は、
おなじみのものから、見たこともないような珍しいお菓子まで、
とてもバリエーションが豊かです。
常時20種類ほどが日替わりで並びますが、
少量ずつこまめに焼いていらっしゃるので、
いつ行っても焼きたての香ばしい香りに包まれています。
お店1番人気は、ショソン・オ・ポム(アップルパイ)
旬のりんごを半量になるまでじっくり煮詰めて、
レモンやシナモンで、さわやかな甘酸っぱい一品です
パイもざくざく!バターがしっかり効いて、とってもおいしいです(笑)
定番人気は、
フランス南西部バスク地方の伝統菓子「ガトー・バスク」。
ケーキのような形をしているんですが、
クッキー生地の中に、カスタードが入っていて、ほんのりラム酒の効いた、こちらも香ばしい一品。
中でも、岩切さんが今いちおしなのは、
同じくフランスの伝統菓子
「パン・デピス」です。
「スパイスのパン」という意味を持つお菓子なんですが、
歴史は古く、10世紀に中国で作られていたものが、
11世紀に十字軍の遠征の際にフランスへもたらされたと言われているそうです。
ライ麦やはちみつ、スパイスを使ったパンのようなものが起源らしいのですが、
現在はナッツが入ったり、ドライフルーツが入ったりして、
クリスマスに食べる特別なお菓子として親しまれています。
ククーシュカの「パン・デピス」は、
パウンドケーキの形をしているんですが、
フランスの石挽き粉・はちみつ・生クリーム・スパイス・卵・くるみ・セミドライのアプリコットを
合わせた生地を焼きあげています
ちなみに、スパイスはフランス最高のスパイスメーカーのスパイスを、
ドライフルーツは、フランス最高級のセミドライのアプリコットを使っていて、とてもリッチな味わい。
クリスマスの特別感を出しています。
また、
生クリームを生地に加えることでしっとり感をプラス
卵もふわふわにホイップして、ふんわりとした食感に。
1度ローストしたくるみがカリカリとしていて、食感も楽しいです。
シナモン・カルダモン・ナツメグ・クローブ・ジンジャー・スターアニス・メースと
7種類のスパイスを使って、スパイスをガツンときかせた力強い味わいと、
はちみつのしっかりとした甘さ、
体もぽかぽかあたたまるような、冬にぴったりのお菓子です
今年のクリスマスのお供にいかがでしょうか
<場所> 鹿児島市清和2丁目。ちょうどななめ前に清和小学校がありました。
<営業時間> 昼11時~夜7時
<定休日> 月曜日
<お値段> 1カット350円
<お問合せ> 099-266-1604