放送日:2018.9.24
(夫と妻の会話から)
夫:ちょっと!お母さん!
妻:どうしたの?
夫:こないだ交通事故にあったときの怪我なんだけどさ・・・
妻:お父さん、まだ治ってないよね?
夫:そうなの!そうなのよ!!それなのにさ!
妻:どうしたのよ?
夫:さっき保険会社から電話があって「もう通院は終わりにしてくださいね」って
言われたんだけど・・・
妻:それって、治療を打ち切れってこと?
夫:そうみたい
妻:なにそれ!? お父さん、保険会社にバシっと言ったの!?
夫:それがさ、なんか優しい感じの女性だったから言いづらくてねぇ・・・
妻:あきれた!
【平松弁護士の解説】
交通事故の怪我がまだ治っていないにも関わらず、加害者の保険会社から治療を打ち切るように言われてしまうケースは、残念ながらあります。しかし、保険会社の言われるままに治療を中止する必要はありません。治療しても回復が見込めないことを「症状固定」といいますが、その判断は主治医が行います。
医師から症状固定と判断されたら「後遺障害認定」の申請を行い、その等級に該当するかどうかを判断してもらいます。後遺障害認定は最も重いものが1級で、最も軽いものが14級です。等級が高くなればなるほど支払われる金額も多くなります。後遺障害が残った場合は、いかに高い等級に認定されるかが非常に重要になりますので、まずは弁護士にご相談ください。