離婚問題

父親だけど親権がほしい! 子どもが幼いと、親権は必ず母親にとられてしまうの?(2019/7/22 OA)

相談者A
相談者A
父親だけど親権がほしい!
子どもが幼いと、親権は必ず母親にとられてしまうの?
確かに子どもがまだ幼いと、母親の監護養育に委ねるべきであるという考えがあります。しかし裁判所では、母親というだけで親権者を決めるのではなく、「どちらが親権者として適切か」を具体的に判断する運用がとられています。

 

現在、父親が日常的に子どもの面倒をみているのなら、「母親ではなく、父親が子どもの監護を行っていた」という実態は、親権者を判断する上で重要な要素になります。

 

さらに親権者を決める上では、子どもの意思も尊重されます。おおむね10歳をこえたら意思もはっきりしてくるため、子どもが「父親と暮らしたい」と考えているなら、父親が親権者になる可能性は高いです。

弁護士 平松剛
弁護士 平松剛

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