放送日:2018.3.5
(残業についての街角インタビューより)
男性①:月50時間くらい残業あります。でも残業代は全部はもらっていないです。サービス残業ですね。やっぱり働いた分だけもらいたいですね。
男性②:みなしなので、ある程度決まった金額は出ますが、やっぱりみなしではなくて、普通の残業代にしてくれたら嬉しいですね。
男性③:普段は20時、21時くらいまで残業していますが、残業代は全額出ません。残業するメリットが出ないから早く帰りたいんですけど、帰れないです。
【平松弁護士の解説】
鹿児島市でも、残業について困っていらっしゃる方が結構多いようです。事実、当事務所に寄せられる労働問題の相談で一番多いのは、残業代の支払いに関するものです。
ちなみに法律用語では残業のことを「時間外労働」と言いますが、ここではあえて「残業」と表現します。
営業マンやサービス業の方たちは「残業代が出なくても仕方ない」という風潮があるようですが、原則として業種や職種に関わらず、残業代は請求することができます。実際に残業代を請求しようと思った場合は、労働時間を証明する証拠として、タイムカードのコピーや出勤や退勤時刻がわかるデータがあると、請求しやすくなります。
他にも、会社の就業規則や給与規程があると解決が早くなると思いますが、1人で請求するのは勇気のいることだと思いますので、残業代でお困りの場合は、まずは弁護士にご相談ください。