今回も伝えてくださるのは、アメリカ・NY奄美会会長の栄秀吉さんです。
今回紹介するのは、日本女子プロボクサーで、昨年5月までWBO世界女子スーパーフライ級王者だった 鹿児島市出身の「吉田実代さん」です。
戦うシングルマザーの異名をもつ吉田さん。
昨年12月から、拠点をアメリカに移し、長女・実衣菜ちゃんとともに、ニューヨークに移住し、アメリカのプロボクサー生活をスタートさせています。
取材中に飛び込んできた、またとない大きな試合への出場。
1週間を切ったこの日、出げいこ先の女性選手が、10ラウンドを闘う吉田さんのために色々な選手を集めてラストスパーリングをしてくれました。
実衣菜ちゃんは現在、NYの公立の小学校に通い、放課後は少しお預かりしてもらっています。
プロのボクサーとしてチャンピオンの座を再び狙うため、母と娘で決めたニューヨーク生活。
1年がたち、日常の二人の姿は、どこにでもいる仲良しの母と娘です。
多民族が暮らすこの大都会で、鹿児島出身の吉田さん親子のアメリカンドリームへの扉はまだ開かれたばかり。こらからの吉田さん親子の活躍から目が離せません。
試合や練習の合間を見計らって、吉田さんは積極的に日本人との交流もしています。
創立50年のレナート英語学校では、関西の大学から研修にきていた学生さんに向けて、NYで活動する理由など自身のキャリアについて話をしました。
世界チャンピオンをもう一度とりたいという夢をもち、アメリカにわたってきた吉田さんのキャリアは女子大生にもとても興味深く映ったようです。
「娘に支えられて頑張れます。本当に母は強しですね」と答えてくれた プロボクサー・吉田実代さん。
私たちNY奄美会との出会いは、5月に行われた「ジャパンパレード」でした。
県出身者で一丸となったパレードに、親子で参加してくれた二人。とても楽しかったということです。
吉田さんのアメリカ2戦目の試合は、県人会で声を掛け合って応援にも行きました。
NYで自分の道を確実に開いていく吉田さんの姿は、とてもたくましいと思いました。
12月10に行われる、大きな試合は、サンフランシスコで開かれます。
2万人ぐらい入る会場ということで、私たちも心から応援したいと思います。
Go!実代!!
吉田さんの試合は週末行われました。
気になる試合結果は、吉田実代さん、見事世界タイトルとりました!
これで、2階級制覇の偉業を達成です。
日本時間の一昨日、サンフランシスコで行われた、IBF女子世界バンタム級タイトルマッチ。
1年半ぶりの世界戦に臨んだ鹿児島市出身の吉田実代は、オーストラリアの王者=エバニー・ブリッジス相手に序盤からペースを握ると最後まで主導権を渡さず、3対0の判定勝ち。
愛娘・実衣菜ちゃんが見守る中、2階級制覇の偉業を成し遂げました。