山口プロモーションは私山口真奈が流行っていること、話題の人やモノをご紹介するコーナーです。
この春から毎月最終土曜日にお送りしています。
先月9日 センテラス天文館がオープン、天文館図書館もオープンしましたが、みなさんはもう行かれましたか?カフェが併設されていて、図書館内にテイクアウトすることもできるため、新しい楽しみ方ができそうですね。きょうの山口プロモーションは、日本各地、そして世界のおしゃれな図書館についてご紹介します。
金沢海みらい図書館(石川県金沢市)
公式HPによりますと、図書館の設計コンセプトは、開けたときに「わっ!」とうれしくなるような「ケーキのハコ」。たしかに3階建ての建物は真っ白なケーキのハコに見えます。そして特徴的なのが、外壁一面に並ぶ水玉模様です。なんと、大小さまざまな大きさのおよそ6000個もの窓がついているんです。自然光を活用して読書に最適な光を館内へ採り入れるために、かたち・大きさ・配置・光の入り方などを考慮して設置されています。外からみるたくさんの丸窓は、まるで海の中に浮かぶ泡のよう。米国旅行ガイド・フォダーズで「世界の魅力的な図書館ベスト20」に選ばれ、世界からも注目されています。
角川武蔵野ミュージアム(埼玉県所沢市)
続いては、図書館と美術館、博物館が融合した施設です。国立競技場などでおなじみの隈研吾さんがデザイン監修しています。5階建ての建物はマグマをイメージし、2万枚の花崗岩を組み合わせて作られた61面体となっています。入場料が必要ですが、アート、文学、博物などのジャンルを超えて楽しむことができます。注目なのは本棚劇場。8メートルの巨大本棚に囲まれた空間です。およそ3万冊が並べられていて、本の内容が飛び出してくるプロジェクションマッピングも。音楽番組でYOASOBIが歌った場所としても有名になりましたね。
アドモント修道院図書館(オーストリア)
1776年に建てられた世界最大の修道院図書館。白と金を基調としたバロック様式の建築に天井のフレスコ画が描かれ、床には大理石が敷き詰められています。20万冊もの本がされ、修道院の図書館としては世界最大の長さ70m、幅14m、高さ11m、中央ドームの高さ12.7mの大空間となっています。8世紀に書かれた本や、隠し扉もあるそうです。中世ヨーロッパのきらめきを存分に感じられる白亜の図書館で、一度は行ってみたいと思っています。
アムステルダム大学図書館(オランダ)
続いては従来の図書館のイメージを覆すような近代的で斬新なデザインの図書館です。この図書館には、まるでSF映画のセットのような部屋があるんです。事前にオーダーした図書を受け取ることができる場所なのですが、白い床や天井、柱とは対照的に本棚や壁が真っ赤なんです。オランダのデザイン賞を受賞したこの図書館は映画のワンシーンに飛び込んだような気分が味わえそうです。
ホセ・ヴァスコンセロス図書館(メキシコ)
トリップアドバイザーの「死ぬまでに行きたい世界の図書館15」に選ばれ、アメリカの建築雑誌では「世界で最も先鋭的でモダンな図書館」と紹介された場所です。モダンでシンメトリーの美しいデザインのこの図書館は、なんと本棚が空中に浮かんでいるようなデザインになっています。というのも、ここの本棚は8階ほどの高さの吹き抜けの天井に本棚が吊るされているんです。(高所恐怖症のたくおさんはドキドキしちゃうかも?)
日本・世界のおしゃれな図書館をご紹介いたしました。ワクワクするような、「図書館に行くこと」が目的になりそうなところもたくさんあり、国内の図書館は実際に足を運んでみたくなりました。また、梅雨の時期はお近くの図書館でゆっくり読書を楽しむのもいいですね。みなさんのお住まいの地域のおすすめの図書館も教えてください。