女子ソフトMORI ALL WAVE 全日本出場は?


6月26日と27日の二日間、南九州市で全日本総合女子選手権・九州地区予選が行われ、鹿屋市を拠点に活動するMORI ALL WAVE KANOYAが挑みました。

プロ・アマ問わず、その年の日本一のチームを決める全日本総合女子選手権。地区予選には、九州各県の大学や実業団など14チームが出場。本選への2枚の切符をかけた、熱戦が繰り広げられました。モリオールウェーブは、一回戦の名桜大学(沖縄)戦を18対1※4回コールド、二回戦ひらまつ病院(佐賀)SAGAALLATARSは、11対0※4回コールドと、順調に勝ち進み準決勝に進出。全国出場をかけた準決勝の相手は、モリオールウェーブより上の2部リーグに所属し現在首位を走る強豪・takagi北九州WaterWaveです。

150球を超える力投を見せた先発・中野花菜投手

モリオールウェーブの先発はエース中野。中野は初回、三者連続三振と完璧な立ち上がりを見せます。
一方攻撃では、1点をリードされ迎えた6回ウラ。2アウト2塁の場面で7番木村がライトへのツーランホームラン。2対1と逆転に成功します。
このまま逃げ切りたいモリオールウェーブでしたが、最終7回、相手にランニングホームランを打たれ、4対2と再びリードを奪われます。それでもそのウラ、すぐさま連打で一点差とし、なおも1アウト満塁。ここで領家が犠牲フライを放ち、土壇場で同点に追いつきタイブレーク(無死2塁の状態からスタート)に突入しましたが、反撃もここまで。
8回にも2点を奪われ、6対4で敗れた公式戦初黒星。全日本への出場権も獲得できず、悔しい結果となりました。

試合後、池田一未監督は「上位のチームと互角に戦える力はあると思うし、なによりみんな悔しがっているので、満足せずに悔しがることが一番大事なところだと思う。7月のクラブ選手権に向け、先制点を決めきるという課題を修正していきたい」と、悔しそうな表情で語りました。
MORI ALL WAVE KANOYAの次戦は、7月18日から静岡で行われる全日本クラブ女子選手権です。

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