佐田が県高校新記録で優勝!県高校総体・陸上

(全国大会を目指し、混戦を抜け出せるか?)

5月31日から6月3日までの4日間、薩摩川内市総合運動公園陸上競技場を舞台に県高校総体の陸上競技が行われました。

最終日は12競技で決勝が行われ、女子3000mでは大会新記録が生まれました。

風はあるものの、気温も28度を越え、蒸し暑さを感じる中でスタートしたレース。最初の一周はスローペースだったものの、2周目で後方から追い上げてきた神村学園3年でケニアからの留学生タビタ選手が先頭に立つと、全体のペースが上がります。
徐々にタビタ選手が独走態勢を築くなか、2位集団はインターハイにつながる南九州大会出場をかけた6位以内争いが繰り広げられ、絞られていきました。
終盤は、タビタ選手が大会新記録を更新するかに注目が集まったレース。場内放送も記録へのカウントダウンがコールされる中、タビタ選手は最後まで力走。
2012年に上原美幸選手(鹿児島女子卒・現:第一生命グループ/リオ五輪日本代表)が出した記録を2秒以上上回る、9分04秒53で優勝しました。

レース後、タビタ選手は「ゆっくり走り出して、ビルドアップを目指していたことは出来たけど、もう少し出来たので悔しい。今年のインターハイは3年生で、最後なのでもっと練習を頑張る」と、大会新での優勝にも、さらに上を目指していました。

4日間を振り返ると、男子2競技・女子6競技で大会新記録が出たなか、唯一県高校新記録を出したのが、鹿児島南高校3年の佐田征義選手。
男子八種競技で、自身が持つ記録を140点も上回る5662点の新記録で優勝。全国大会出場にむけて大きな自信を掴むと共に、走高跳・マイルリレーとの3冠を達成しました。

佐田選手は「冬場にしっかりとトレーニングを積んできたことが、結果となって現れています。まだ1つ1つの競技の動きの部分につなげ切れていないので、そこをつなげば、まだまだ八種競技では得点を伸ばせます」と自信に満ちた表情で話してくれました。

県大会を突破した選手たちは、6月14日から沖縄で行われる南九州大会で再び上位を目指し、8月に三重で行われるインターハイを目指すことになります。

【大会の総合結果はこちら】

関連記事一覧