念願の・・・!!!!!
ポニー2号から薗田です♪
実は私、以前お菓子屋さんに勤めていて、薩摩銘菓の軽羹を販売していたのですが、その軽羹の原料になる『自然薯』を自らの手で収穫したいという夢がありまして・・・今日はその夢を叶えてきました!!自然薯といえば、山に自生しているものを丁寧に丁寧に掘っていくイメージを持たれている方が多いと思います。私もそのイメージだったのですが、なんと鹿児島に自然薯を栽培している農家さんがいらっしゃったんです・・・!!
今日お話を伺ったのは、曽於市財部町南俣の山豊農園・豊田貴幸さん♪
まず『自然薯』とはそもそもなんなのか?自然薯や長芋、大和芋等を総称して「山芋」というそうなんですが、中でも自然薯は日本が原産国で、強い粘りが特徴なんだそう!(ちなみに長芋は中国が原産国だそうです)
自然薯の収穫は11月~1月頃まで行われ、ちょうど収穫の最盛期!!自然薯の旬は11月からなんだそうです!
自然薯は暑さに弱い為、このように自然薯のツルが上に伸びるように網を設置し、夏はグリーンカーテンのようにして、葉には日光を当て光合成をさせ、自然薯のうねは陰になるようにしているんだとか。(この方法は今年からだそうで、今でも毎年試行錯誤しながら栽培しているそうです)
白いビニールがはがされてうねがむき出しになっている部分は収穫済みだそうです。
ビニールをはがして、うねの土をかき分けると・・・ピョコンと自然薯の先端が出てきます。更に掘り進めると、長さ1.4m程、直径10~15cm程のパイプを真っ二つにカットした半円のパイプが横たわった状態で現れました。パイプには薄いビニールがかかっていて、まだ山芋は見えない状態。そのパイプをクルンとひっくり返すと・・・ポコッと、綺麗にまっすぐに伸びた自然薯が姿を現しました!!地上から地面の下に下にまっすぐ伸びていくように、パイプは縦に埋まっているのかと思っていたのですが、まさかの横向きでした!!
豊田さんは就農されて今年で5年目。趣味で、8年前に家庭菜園を始めたそうですが、その時から自然薯を育てていたそう!
小さい頃に、お父さん、おじいさんが山から掘ってきてくれた自然薯を食べていたんだとか!農園を始める時に、1番好きなものを育てようと、自然薯を選び、自然薯を中心に農園をしているんだそうです!
家庭菜園時代は年間30本程の収穫だったそうですが、今では約6000本!!!!を収穫しているんだとか・・・すごい数ですよね!!
自然薯の数だけパイプをうねに埋めなければならない為、その作業が1番大変なんだそうです。
こだわりを伺ったところ、パイプの中の土だけ“川砂”を使うことだそうで、そうすることで水はけが良くなり、また、川砂のお陰で自然薯の表面が綺麗になるんだとか!
今年は台風、また連日暑い日が続いたりもしましたが、努力もあって豊作だったんだそう!
ご覧下さい・・・贈答用の箱に収まらないこのサイズ!!
私も特別にすりおろしてとろろにしたものを頂きましたが・・・もうたまりません・・・味が濃い!!!!!そして、粘りが強すぎて箸でつかむと団子のように持ち上げられるんです!!食感もお餅のようで、とろろなのにきちんと噛むことができるのに衝撃を受けました・・・!!
豊田さんの自然薯の9割は軽羹の原材料に、残りの1割は贈答用になるそうですが、スーパーや八百屋等を通して私達の手元に届くことはほとんどなく、本当に本当に貴重なんです!!!
今後は、私達の手元にも届けられるように、もっと沢山の自然薯を栽培することが目標なんだそうです♪生産量を増やす為に豊田さんも日々努力をされているので、もしかしたら豊田さんの自然薯が私達の手元に届く日もそう遠くはないかも・・・!?ますます豊田さん、そして豊田さんの自然薯から目が離せません♪