障害者スポーツの普及・振興に取り組む、現役車椅子マラソン選手 前田 究さん
様々な分野で活躍する方々に気になったニュースを聞くこのコーナー、今週から新メンバーが登場!
これから3ヶ月間、毎週金曜日に出演するのは、社会福祉法人 鹿児島身体障害者福祉協会 スポーツ情報課長で鹿児島県障害者スポーツ協会事務局長の前田 究(まえだきわむ)さん。
京都出身で現在46歳の前田さんは現役の車椅子マラソンの競技者だ。
走り幅跳びに打ち込んでいた鹿屋体育大学1年生のとき交通事故に遭い脊髄を損傷。突然の車椅子生活が始まった。
入院中に「車いすマラソン」の存在を知り、挑戦することを決意し、リハビリ後に復学。
🗣「気持ちが沈み目標が持てずにいたとき、また競技ができる!と練習に取り組み、段々力が湧いてきた。希望が見えると、人間頑張れる。」と当時を振り返る前田さん。
イギリスで開催された「車いすマラソン」の国際大会に日本代表として出場した経験もある。
現在も、競技者として活躍する一方で、障害者のスポーツ振興などにも取り組む前田さんが気になったニュースは、2018年元日の南日本新聞・第4部の一面だ。
『郷土アスリート 主役は私』というタイトルで2020年の秋に開催される鹿児島国体と全国障害者スポーツ大会で活躍が期待されるアスリートたちが、それぞれの目標を手に持った写真が掲載された。
全国障害者スポーツ大会は県内初開催で、2020年の10月24日~26日に行われる。
昨年の障スポ愛媛大会で、スラローム競技で大会新記録をぬりかえた田中 鈴那選手や、フライングディスクで2つの金メダルを獲得した大平 勝也選手など伸び盛りのアスリートたちの晴れ舞台はいよいよ2年後。前田さんも準備に追われながらもとても楽しみにしている。
個人競技も団体競技も開催地枠で出場権が増え、多くの選手に出場の機会が与えられるが、聴覚障害者の女子バレーボールなど、現在メンバーが足りずに出場できない可能性がある競技もある。
そこで重要なのが、障害者スポーツ競技の普及や振興に取り組む前田さんたちの活動だ。
その一環で、障害者スポーツの拠点づくり事業として1月14日(日)にボッチャ教室が実施される。
※『ボッチャ』とは、ヨーロッパで考案された重度脳性麻痺もしくは同程度の四肢重度機能障害がある人のための対戦型スポーツ。パラリンピックの正式種目で、リオ大会で日本は銀メダルを獲得した🏅
👉興味のある方は099-228-6271(県障害者スポーツ協会)まで。
これから三ヶ月間、前田さんから障害者スポーツ競技や、取り組みにつて様々な視点からお話を伺いたいと思う。
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