いろは歌

いろは歌「む」(23番目の歌)

今日ご紹介するのは、いろは歌の23番目の「む」の歌です。

昔より 道ならずして おごる身の 天のせめにし あはざるはなし

まず、言葉の意味から。

  • 「道ならずして」とは、真っ直ぐの道、すなわち正しい道のことです。
  • 「天のせめにし」とは、天罰のこと。
  • おごる身の」とは、贅沢な生活を意味します。
昔より 道ならずして おごる身の 天のせめにし あはざるはなし

歌の意味です。

昔から不正なことをして、贅沢な生活をしている人が多くいるが、そのような人はのちに、不正が明らかになり、法の裁きを受けることになる。
それが「天罰」というものである。不正な富を得ても長続きはしない。

地道ながらも、真面目に正しく生きなさいと歌ったのが「む」の歌です。

昔より 道ならずして おごる身の 天のせめにし あはざるはなし

この歌 あなたの明日のお役に立てれば幸いです。
それでは、今日も、鹿児島のこの言葉でお別れしましょう。また明日。毎日めにっごわんそ!

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