いろは歌

いろは歌「む」(23番目の歌)

今日ご紹介するのは、いろは歌の23番目の「む」の歌です。

昔より 道ならずして おごる身の 天のせめにし あはざるはなし

まず、言葉の意味から。

  • 「道ならずして」とは、真っ直ぐの道、すなわち正しい道のことです。
  • 「天のせめにし」とは、天罰のこと。
  • おごる身の」とは、贅沢な生活を意味します。
昔より 道ならずして おごる身の 天のせめにし あはざるはなし

歌の意味です。

昔から不正なことをして、贅沢な生活をしている人が多くいるが、そのような人はのちに、不正が明らかになり、法の裁きを受けることになる。
それが「天罰」というものである。不正な富を得ても長続きはしない。

地道ながらも、真面目に正しく生きなさいと歌ったのが「む」の歌です。

昔より 道ならずして おごる身の 天のせめにし あはざるはなし

この歌 あなたの明日のお役に立てれば幸いです。
それでは、今日も、鹿児島のこの言葉でお別れしましょう。また明日。毎日めにっごわんそ!

いろは歌「ら」(22番目の歌)前のページ

いろは歌「う」(24番目の歌)次のページ

関連記事

  1. 薩摩の教え

    薩摩琵琶の継承~濱田眞民さん①

    明治維新から150年の今年、維新の力を生んだ「薩摩の教え」を改めて皆さ…

  2. 薩摩の教え

    西郷南洲遺訓 第18条「政府が果たすべき役割」

    明治維新から150年の今年、維新の力を生んだ「薩摩の教え」を改めて皆さ…

  3. 薩摩の教え

    天吹②

    昨日は、共研舎の自顕流研修会 副道場長、柚木盛吾ゆのきせいごさんの奏で…

  4. いろは歌

    いろは歌「を」(12番目の歌)

    今日は、いろは歌の12番目の「を」の歌をご紹介します。小車をぐるまの…

  5. 薩摩の教え

    西郷南洲遺訓 第30条「命もいらず名もいらず・・・」

    「西郷南洲遺訓」から、今日はあの有名な、第30条「命もいらず名もいらず…

  6. 薩摩の教え

    西郷南洲遺訓 第9条「洋の東西を問わず、人間として大切なこと」

    明治維新から150年の今年、維新の力を生んだ「薩摩の教え」を改めて皆さ…

PAGE TOP