ととナビvol.225 フウリュウウオとアミメフウリュウウオ
先週は、風流論争で物議をかもしたととナビでしたが・・・
:「「フウリュウウオ」と名がつく魚は何種類かいるんですよ。その中で私が最初に食べたのがワヌケフウリュウウオだったんですけど、じつはその後にも2種類食べているんですよ。」
まずは、フウリュウウオです。
:「「ワヌケ」でも「マヌケ」でもない正真正銘のフウリュウウオです。
背中に輪っか模様がないんですね。横からも見てみましょうか。
鼻先のとがったカエルみたい・・・(これもワヌケフウリュウウオと同じ、深海魚なんですって)
先生は、これも素揚げにしました。
パリッとした食感、まるで塩味のきいたせんべいのよう・・・ビールや焼酎のおつまみに最高です!
おやつにもピッタリの、カルシウム満点の天然深海魚せんべいです。
:「とにかく、一見、小さくて食べるところがなさそうな魚はエビだと思えばいいんですよ。素揚げにして塩をふれば、いいおやつやおつまみになりますから。」(潤の名言集 その〇←今までもいくつかあったはず・・・
)
これは先生の
「少しでも海上投棄を減らして、キロ当たり0円の魚を100円にでもできれば」
という熱い思いのこもった血の叫びなんです。
漁業に携わる皆さんの収入が増える魅力ある産業になる
後継者も確保できる
消費者にとっても食べる魚のレパートリーが増える・・・というわけです
:「次に私が食べたフウリュウウオは、
アミメフウリュウウオです
・・・ジャミラ
:「これは鼻先がとがっていなくて、アカグツと同じように丸い体をしています。でも、アカグツとは違って黄色っぽく、アミメというか、イナズマのような模様があります。」
正面から見ると・・・
コンニチワぁ~
:「少し困った顔をしていますよ
…それには理由があるんですね。
…この魚、おいしくないんです・・・。」
フウリュウウオよりも少しだけ大きくて厚みがあったので、ぶつ切りにしてから揚げにました。
:「アカグツはコリコリとして、特に体の前半分の縁の部分がおいしかったので、アミメフウリュウウオも同じかなと思ったんですけど、えぐみがあってダメでしたね。」
・・・・ですって。。。
:「段階評価の1です。イカや貝と違って魚類には食べられないほどまずいものはあまりいないんですけど、アミメフウリュウウオはミズウオに次ぐ、めずらしい存在となりました。あまり風流ではありませんでした。」
これはてきびしい
:「でも、おいしくない魚がいて、おいしい魚がいるんです。これからもまだまだ新しい魚を食べて、味を見極めますので、皆さんにはその中のおいしいものを、そしてまだ食べたことのない魚を食べてほしいと思います。
そうすれば海上投棄が減るんです!!」
来週もご期待ください。