ととナビvol.202 皆さんの質問にお答えします その3
先週は、よくわからないダジャレで終わってしまいましたが😑、気を取り直して、今週もRN.エビラーさんの質問のつづきにお答えいただきます。
RN.エビラーさんの質問その②
同じくエビにまつわる疑問。エビが卵を持っていると得した気分になりますが、黄色いドロっとした卵のときと(←このときは頭のところに入っている気がする)、青いプチプチした卵のとき(←このときはおなか側の足の付け根にあるかな?)があります。私はどっちも好きで、子供と取り合いになるのですが、この差ってなんなのでしょう?
🙇🏻:これはとても学術的な質問ですね。エビは大きく2つのグループに分かれるんですよ。ボタンエビやヒメアマエビなんかが属する「抱卵亜目」と、クルマエビ、ナミクダヒゲエビなどが属する「根鰓亜目」です。
「抱卵亜目」は「エビ亜目」とも呼ばれます。これは卵を自分のおなかに産み付けるエビです。ちなみに、ほとんどのエビ、そしてカニとヤドカリもこれに属します。なので、カニもヤドカリもエビの仲間ということになりますね。
次に「根鰓亜目」ですが、これは「クルマエビ亜目」とも呼ばれ、卵を海の中にばらまく形で産卵するエビです。
エビラーさんがご覧になった、おなかの足の付け根にあった卵は「生み出された後の卵」です。正確には「胚」といいます。
それに対して、頭の中にあった卵は「生み出される前の卵」ですね。「外子」と「内子」というわけです。
あとは卵の色ですが、黄色だったり青色だったりしますけど、それは卵黄、つまり黄身のタンパク質の色なんですね。鶏の卵の黄身は黄色いですよね。だから「黄身」なんですけど、エビの中には「青い黄身」を持っているものがたくさんいるんですよ。「青い黄身」と「君は青い」では意味が全然違いますけどね。😔
黄色と青色は補色、つまり正反対の色なんですよ。エビの卵がなんで正反対の2種類の色のものがあるのか、…わかっていないんですね。まさに生き物の神秘ですよね。
RN.わんこスター
おさかな博士の大富先生、ずばりお答えください。
①まわるおすし屋さんで必ず頼むすしネタベスト3(選びきれなかったら5でも)
🙇🏻:まわるお寿司屋さんにはあまり行かないんですけど、たまに留学生を連れていきますね。その時に必ず頼むネタ、正確にはタネですね、それは「あなご」、「さば」、なければ「しめさば」、「まぐろ」ですね。あとは「かじき」「いくら」も好きです。「あなご」は一皿では足りませんね。
②好きな焼き魚ベスト3
🙇🏻:私の“圧倒的魚食力”で答えれば、「バケアカムツ」「オカムラギンメ」「ボウズコンニャク」ですかね。食べられる機会が多いもので選べば、「11月下旬のマサバ、できれば済州島近辺で獲れたもの」「マイワシを頭から丸ごと」ですかね。やっぱり日本人は「あじ、さば、いわし」ですよ。
③好きな海の珍味ベスト3
🙇🏻:まずは何といっても「ホタルイカの沖漬け」。あとは「かにみそ」、そして「塩たらこ、ただし表面を焼いて中は生の状態」ですね。海ではないですが、アユの「子うるか」もいいですね。アユの卵巣の塩辛です。
来週も続く・・・