ととナビvol.346 シーラカンスと・・・
まずはクイズです。
Q:今の錦江湾の水って、何性だと思いますか?
①酸性 ②中性 ③アルカリ性
Ans. : 錦江湾に限らず、今の海の水は基本的に弱アルカリ性(例外的には、錦江湾の「たぎり」のように火山性ガスが発生しているところでは、海底に二酸化炭素がたまって、局地的に酸性水塊ができることもありますが。。。)
今日は太古の昔からいる魚を紹介しましょう。シーラカンス。
沼津の深海水族館に展示されている世界で唯一のシーラカンスの冷凍標本なんだそう。。。すごい迫力です!
シーラカンスというのは1種類の魚ではなく、シーラカンス目の魚類の総称です。4億年くらい前にはもう地球上に生息していましたが、約6500万年前に絶滅したと思われていました。ちょうど、多くの恐竜が絶滅したのと同じ頃です。
ところが、今から83年前の1938年に、南アフリカのコモロ諸島沖で発見されました。世紀の大発見でしたでしょうね。やっぱり、海はロマンに満ちていますよね。
それでは、次の写真をご覧ください。
ちょい太めのシーラカンス?
残念!・・・これは マツダイ
なんと、錦江湾の谷山沖で獲れたものなのだそう。写真の個体は、全長30cmほど。ちょっとだけ雰囲気がシーラカンスに似てませんか?
大富先生は、お刺身と酒蒸しで食べたそうですよ。
白身で特にくせもない、まあまあおいしい魚だったそう。
駿河湾のヨコヅナイワシに負けないような(いや、負けるか…)魚、錦江湾にもいるんですよ~。