ととナビvol.137 ヒラマサ
みなさーん、突然ですが、「逃げるは恥だが役に立つ」観てましたか?
そう、「逃げ恥」。
:私は「逃げ恥」を最初に観た時「はっ」としましたね。
「これは水産業界のためのドラマ
ではないか?!」
と思いましたよ。原作者の名前も海野(うみの)さん、ですしね。私と同じ兵庫県出身の・・・。
大富先生が大興奮でこう話すのは、主人公(星野源さん)の名前津崎平匡に反応したから
:平匡(ヒラマサ)といえば私が大好きな魚の一つですよ。ブリ、カンパチとならぶアジ科ブリ属の魚の一つです。釣りをやる人たちのあこがれの魚でもありますね。
ブリは冬、カンパチは秋が旬で、ヒラマサは本当は夏の魚なんですが、長崎ではお正月によく食べられているそう。
・・・というわけで、前置きが長~くなりましたが、今日は「逃げ恥」、じゃなくて
ヒラマサ のお話。
ヒラマサは鹿児島では「ひらす」と呼ばれています。
ブリの仲間はどれも体の真ん中に黄色い帯があってよく似ているんですが、とくにブリとヒラマサはよく似ています。
違いはココ
まずはくちびる。
ブリは上あごの後端の上側が角ばっていますが、ヒラマサは少し丸みを帯びています。
そしてもう一箇所は胸びれ
ヒラマサは胸びれが腹びれよりも短いんです。以上2つをみれば区別ができます。
ヒラマサは全長2m以上になる大型の魚ですが、水揚げされるのは70cmくらいのものが多いのだそう。釣りの対象として有名ですが、漁業では定置網に入ることが多いです。ただし、ブリのように大きな群れを作らないので、あまりたくさん獲れる魚ではありません。
そこがまたヒラマサさんの魅力なんです~(・・・って、さかなのですよ)。
さて、このヒラマサ。まずおすすめは刺身ですね。寒ブリほど脂が多くなく、ほどよい甘味と大型のアジ科の魚特有の心地よい歯ごたえで、極上の味わい(ブリよりもワンランク上とされています)。
料理法は基本的にブリと同じで、塩焼きや照り焼きなんかもいいですね。
:魚に詳しい人は「なんで今の時期にヒラマサの話なの?」と思ってらっしゃるかもしれませんね。
ちがうんですよ。これは「逃げ恥」効果ですからね。
そして大富先生、こんなことも口走っていらっしゃいました・・・
:「ととナビは恥だし役にも立たない」になっていないでしょうかね?
・・・・・・・・どうした潤?!
なぜか突然気弱になってしまった先生に、
「そんなことない、ととナビ最高ですっ」・・・とか、
「お魚大好き」・・・とか、
ついでに「大富先生を勇気付けるおコトバ」・・・などなど、
皆様のあたたかい励まし、お待ちしていますね~