ととナビvol.293 バイオターベーション
先週に引き続き、現在開催中の鹿児島県立博物館企画展
「錦江湾の深~い話」(~2/24まで)のお話です。
この展示を見に行った大富先生、あるふか~いお話を聞かれたそう。。。
それは、その展示をご覧になっていた鹿大名誉教授(地質学)の大木公彦先生(←あの、「ブラタモリ」にもご出演された、恵津子さんも大ファンの先生)のお言葉👇
「君は今しか見ていないね。僕は何千万年もの歴史を見ているんだよ」
先生が研究対象にしているエビや魚の多くは海底付近や砂浜にすんでいますが、大木先生の研究対象ははその(海底の)下。
堆積物を柱状にサンプリングして、昔がどうだったのかを研究されているんです。
海底から1cm潜れば、そこは数百年前に海底だった場所(つまり、数百年かけて1cm、海底に堆積物がたまるということ!!)。
でも、ゴカイやカニ、シャコ、貝の仲間などは、そんな海底を、場合によっては数十㎝や数mも!!掘るんだそう。
・・・ってことは何十万年分?!😱
🙇🏻:「そう、“過去にタイムスリップ”です。“過去をかき回している”彼らは、海底の堆積物から歴史を見る人にとってはやっかいな存在。
バイオターベーション。
日本語では生物撹乱です。」
バイオターベーションの様子は、海底まで潜らずとも、砂浜に行くとよくわかります。
こんな小さな穴、たくさんありますよね! ここから・・・
ヨイショッ、ヨイショ
ハイ、コンニチハ👐
現れたのは、コメツキガニ。
穴を掘って、バイオターベーションしておりました~😵