ととナビvol.322 6周年記念質問集 その10

9月に入りましたが、まだまだご質問におこたえするととナビ。
今日は、こんな方からご質問をいただいています・・・1

ジミー入枝:『大富先生への質問』
大富先生の研究室の卒論学生第1号として、卒業後の進路において「就職」でもなく、「大学院・専攻科:進学」でもなく、「音楽の道の修業」という変わり種を受け入れて頂き、無事卒業させて頂き有難うございました。
お世話になりました研究室では、水産資源学の研究をさせて頂きました。
市場での需要供給に有用な水産生物の資源学に基づく研究ということで、魚食普及に寄り添った研究に携わらせて頂き感謝の気持ちです。
大学卒業から四半世紀以上経った今頃になって先生への質問ですが…
①先生の主観で、今迄で一番旨いと思えた水産物・及び料理
②客観的立場で、コストパフォーマンス的に抜群に旨いと思えた水産物・及び料理
お応え頂けると有難いです。

大富先生
ですけど、たくさんある中でもぱっと今思い浮かぶのは、ブリの白子のバター焼きですね。ホタテガイの貝柱くらいの大きさに切ってバター焼きにして、熱々のうちにしょうが醤油をかけるんですよ。知り合いの魚屋さんから教わった料理で、絶品でしたよ。(ととナビの教科書「九州発 食べる地魚図鑑」の102ページにも出てますよ!)

バケアカムツも脂がすごかったし、琵琶湖の天然のビワマスのにぎり寿司もおいしかったですね。

あとは、とても身近な、ヒメアマエビの刺身ですね。こんなに甘いエビは他にいません。

次にですね。コストパフォーマンスでいえば、キロ0円の魚、つまり未利用魚です。何百種類もいる中、いちばん身近なところではキュウシュウヒゲですね。(身近というのは「錦江湾の海底にたくさんいる」という意味。私には身近なんですが、一般の方にはほとんど知られていません。そのことが大問題なんですけど…)。

(キュウシュウヒゲが私たちの錦江湾深海生物調査でいちばんたくさん採れる魚だってことは、先月のMBCテレビの「週間1チャンネル」でも紹介しました。ご覧になられましたか~?)
揚げ物にするととてもおいしい魚なので、とても近い将来、居酒屋メニューにしたいと思っています。

ジミー君には、錦江湾深海魚か、卒業論文で研究したナミクダヒゲエビの歌を作ってほしいですね。エビダンスとかもね。
・・・ですってよ、ジミーさん!!

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