ととナビvol.156 トラウツボ
今月は大富潤先生の誕生月June、6月です。
・・・というわけで、阪神タイガース(トラ)ネタに無理やりお付き合いいただいたみなさん、本当にありがとうございました。
おかげさまをもちまして、トラシリーズは今日で締めくくりです。
さて、今日はどんなトラ・・・?
🙇🏻:「今日は、水族館でおなじみのトラを紹介しましょう。以前、ウツボのお話で、「鹿児島では食べる文化があまりないけれど、お刺身やみそ煮で食べたら最高だ」っていいましたよね。ウツボの仲間には模様がきれいなものもいて、その一つがトラウツボです。やっぱりトラってきれいなんですね・・・」
トラウツボは模様がきれいなだけではなく、変わった顔をしています。
上下のあごが湾曲していて、口を完全に閉じることができません。先端を閉じても隙間が空いているんです。さらに、鼻の孔は管のようになっていて、「突起」、あるいは「耳」のように見えるんです。
トラウツボは南日本の沿岸の岩礁域にすんでいて、カラフルできれいなこととから水族館では定番の魚。つまり、観賞魚として価値が見出されているわけです。
しかーし。
🙇🏻:「でも、このコーナーは「ととナビ」。地魚の魚食普及のためのコーナーですよね。…というわけで、食べてみましたよ。トラウツボを。甑島で獲れた全長60㎝の個体です」。
まずはお刺身。
🙇🏻:「皮つきのまま炙っていただきました。正直、あまり期待しないで食べたんですが、なんのなんの。本家のウツボに比べると最初はやわらかくて、噛むとしこしこ感が出てくるんです。ほんのり甘味があっておいしいんですよ」
🙇🏻:「から揚げでも食べました。ホクホクでしたよ。細かく包丁を入れて骨切りさえすれば骨が気になることもありません」
いやぁ、トラウツボはおいしい
ウツボだったんですねぇ・・・
というわけで、4回にわたってお送りしたトラシリーズ、お楽しみいただけましたでしょうか?
トラエビ、3種類のトラギス、季節はずれが安くてお勧めのトラフグ、そして今日のトラウツボ。
皆さんはどれがお気に入りでしたか?
🙇🏻:「阪神タイガースも頑張っています。タイガースファンの皆さん、そしてタイガースファンではない皆さんも、ぜひ、雨にも負けず、暑さにも負けず、おいしい地魚をたくさん食べましょう。そして漁業者の皆さん、雑魚を捨てないで市場に水揚げしてください。宝物が含まれていますから。これからもととナビをよろしくお願いいたします」
潤もネ😜!