TOYOTA街角ステーション「惣菜処のり丸」
今週もお聞き頂きまして、ありがとうございました。
トヨタ街角ステーションレポーターの鶴園直子です。
新型コロナウイルス感染拡大で、先の見えない不安な日々が続いていますね。
学校も臨時休校になって、
ご自宅で過ごす時間が多くなっていらっしゃる方も多いと思います。
そんなおうち時間を、こんなテイクアウトグルメで楽しみませんか?
今回ご紹介したお店は、
南さつま市加世田小湊、
小湊漁港の近くにあるお惣菜屋さん「惣菜処のり丸」です。
店内に入ると、
正面に飾られた大きな大漁旗が、漁港のある町小湊を感じさせます。
店内には、ワンコイン500円で食べられる人気の日替わり弁当などのお弁当類をはじめ、
季節の食材をふんだんに使った、素朴で優しいおかずがずらりと並びます。
その家庭的な味が、地元のおじいちゃんおばあちゃんたちはもちろんのこと、
地元の道の駅や物産館でも大人気です。
これを手掛けるのは、阿久根純平さん。
飲食店をはじめ、様々な現場で経験を積まれた料理人です。
お店の1番人気は「鹿児島黒豚のもつ煮込み」。
鹿児島産の黒豚の大腸を丁寧に何度も下処理をして、
秘伝のたれでじっくり煮込んでいます。
例えるなら、焼肉のたれのような甘じょっぱいしょうゆ味。
もつはとーっても柔らかくて、しょうがが効いていて、
ちょっとくせになる逸品。
こんにゃくやごぼう、人参と具だくさんで、
ごはんのおかずにも、お酒のおつまみにぴったりだと思います。
また、今の時期しか味わえないのが「砂丘らっきょう」を使ったお惣菜。
今の時期、
南さつま市では特産品の砂丘らっきょうが収穫のシーズンを迎えていて、
今がまさにピーク!
ここ小湊地区は、特にらっきょう作りが盛んな地域なんだそうです。
お店でも、シンプルに味わえる「らっきょうの酢味噌和え」や、
皮をむいたらっきょうを揚げた「らっきょうの天ぷら」、
「らっきょうサラダ」など、砂丘らっきょうを使った商品が並んでいます。
ちなみにお店で使っている砂丘らっきょうは、
阿久根さんのご実家で作られたもの。
ご実家はらっきょう農家をされているそうで、
店頭でも、まだ砂がついた状態のとれたてのらっきょうが販売されています!
「らっきょうの天ぷら」は、中がとろとろ!
まるで新玉ねぎを食べているかのような甘さです。
そのままでも十分おいしいですが、
お好みで塩や天つゆにつけてもおいしいとのこと。
そして、個人的に気になったのが「らっきょうサラダ」。
地元のらっきょう農家さん定番のおかずなんですって!
家庭によって入れる食材は変わるそうなんですが、
こちらのらっきょうサラダは、
砂丘らっきょうを薄くスライスして、さっと湯通し。
これと、スライスしたベーコンとシーチキン、スクランブルエッグを、
マヨネーズと薄口しょうゆ、塩コショウで和えれば出来上がり。
らっきょうがさくっさくっとした食感。
ベーコンが効いていて、ちょっと洋風な味わい。
嫌な辛みは全くなくて、意外とごはんが進む一品です。
らっきょうを使う上で大変な事は、やはり下処理に時間がかかること
1粒1粒の皮むきに時間がかかるので、
ご実家のご両親にも協力をしてもらいながら日々作っていらっしゃるそう。
まさにご家族力を合わせて作っている、家庭の味なんです。
県内でも学校の臨時休校が始まったりと、
毎日の食事作りやメニュー作りのご苦労されている方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな日常の中で、
食事の面でサポートできることがあれば・・・とお話して下さいました。
とても家庭的なあったかい味わいのお惣菜です。
予約もできるそうですし、
南さつま市内なら配達もして下さるそうですので、
気になる方はお問い合わせされてみてはいかがでしょうか?
<場所> 南さつま市加世田小湊。
国道226号線から、小湊漁港の入口を入ってすぐのところ。
近くに小湊郵便局・小湊小学校がありました。
<営業時間> 朝10時~夕方5時
<定休日> 月曜日・第2火曜日
<お問合せ> 0993-78-4490