もうすぐ新学期。親のお悩みスマホ買う・買わない問題(前編)

今週のデジナビは…


今日は、この時期になると相談される機会が多くなる「子供にスマホをもたせるタイミング」についてお話したいと思います。

スマホを買ったほうが良いかどうか…
親御さんが悩むタイミングは、進学のタイミング、塾や習い事が始まるタイミング、あとは、子供から「周りのお友達が持っているから私も欲しい!」と言われる、だと思うのですが、やっぱり簡単に決断はできないですよね。

鹿児島県の小中高校生はどうなのか…


鹿児島県教育委員会のHPに、令和3年度「インターネット利用等に関する調査」結果が公開されているので紹介したいと思います。
資料の中では、「自分専用の携帯電話の所持率」というが紹介されているのですが、令和3年、小学生のスマートフォン所持率、何%くらいだと思いますか?

小学生の「携帯電話(従来型の携帯電話とスマートフォン)」の所持率は16%なのですが…その内10%が「スマートフォン」を持っているという結果が出ています。
全体でスマホを持っているのは全体の10%と聞くと、小学生に上がるタイミングで持たせるかどうか、ちょっと悩んでしまいますが、中学生になると一気に44%、高校生になると96%となります。

高校生になるとほぼ全員が自分専用のスマホを持っている状況ですが、「みんなが持ってるから」で持たせるのは、親としては不安です。

フィルタリング設定


調査結果の中では、「自分専用の携帯電話(スマートフォンを含む)のフィルタリング設定率」の結果も掲載されているのですが、こちらはどの学年も約9割近い保護者が子供のスマホにフィルタリングを設定しています。安全にインターネットを使えるように、多くの親御さんが購入時にフィルタリング設定をしているようです。

ただ、フィルタリングをしているから絶対に安心安全というわけではなく、調査結果の中には、「インターネット利用上で困ったことがある割合」も発表されています。
この中では、小学生は約15%、中学生は約17%、高校生は約14%と、少なからず「困ったことがある」という結果が出ています。

いずれの学年も、「悪口や嫌なうわさ話を書かれたことがある」が最も多く,次
いで「誰が送ったわからないメールやチェーンメールなどの迷惑メールが増えた」が多かったです。

有害な広告やサイトなどはフィルタリングである程度防げますが、お友達との関係、ネットの使い方は難しいですよね。

次回は家庭内のルール作りの結果などを紹介したいと思います。

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