アナタは見抜ける?「ディープフェイク」ってなに?

時代はフェイク画像からフェイク動画へ

一昔前、アイドルコラージュ「アイコラ」というのが流行ったことがありました。
アイドルや、女優の顔写真を、違う人の体であったり、風景に貼り付ける画像です。
2016年には、裸のイラストと自分の写真を合成されたとして、有名女優が出版社を訴える裁判を起こしたという事件も起きました。
一見合成とわからないほど精巧に作った合成画像は問題ですよね。
最近はアプリも性能がいいので、専門の知識がなくて簡単に「合成画像」を作ることができてしまいます。
今回、紹介する「ディープフェイク」は、映像・動画になります。

人工知能AI×学習機能ディープラーニングで動画を作る

「ディープフェイク」は、人工知能AI技術のひとつでもあるディープラーニング(学習機能)をつかい、映像を作る技術です。
ディープラーニング(学習機能)は、人の口元、目元(瞬き)身振り手振り、話す時のクセなどを学習します。

有名なディープフェイク動画


この動画は、コメディアンでもあり、映画監督もされている、ジョーダン・ピール氏が作成した映像になります。
映像の中ではオバマ前大統領が話しているのですが・・・じつは、これはディープフェイク。
つまり、作られた映像になります。
ジョーダン氏の喋りに合わせてオバマ元大統領の口元が動く、まるで、オバマ元大統領が考えて話しているように見える仕組みです。

アプリ「FaceApp」でディープフェイク体験!

ということで、放送の中では簡単に「ディープフェイク」が体験できるアプリを試してみました。
「FaceApp」というアプリでは、ボタン一つで化粧をしたり、人物を男性化したり、女性化したり、年齢を若返らせたり、年を取らせたり・・・
スタジオでは、金髪のえつこさん!90歳になったえつこさん!などなど、1枚の写真で七変化を楽しみました。
※アプリのダウンロードは自己責任でお願いします。

嘘を嘘と見抜くのはかなり大変!だからこそ・・・

これまで、デジナビではデマやフェイクニュースに注意!という話を何度かご紹介したことがありました。
とくに、地震や大雨など、有事の際はデマやフェイクニュースが流れやすいのでご注意!と話したのですが・・・
これからは、ネット上で見かけた動画を簡単に鵜呑みにせず、本当に公式が発表しているのか、本人が話しているのかどうかを、今まで以上に注意しなければなりません。
ネットを利用する私達もディープラーニング!学習していかないといけない時代です。

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