今週のお便りは、「娘の家庭」では盆と正月は、家族揃って旅行に出かけます。
家族みんな仲が良いのはいいのですが、正月だというのに、門松はともかく、鏡餅もお節もなく年末から旅行なのです。これでいいのか心配なのですが」
今年の年末年始に旅行する人は、旅行会社の推計では2800万人で日本の人口の22%。これは過去最高だそうです。
定着しているということですよね。
四季の移り変わりが美しい日本には(最近は二季なんて言われていますが)、1年を通して様々な年中行事があります。これらの多くは生活と結びついた豊作祈願や厄除けの願いから生まれた生きる知恵なのです。
こういうことを大事にして、幼い頃から経験することで成長してからもただ単に心の安らぎとなったり、郷愁を感ずるというだけでなく、日本人としての誇りをもって生きることが出来る大元になっていると考えます。
行事も大切にしたい、でもここしか遊びに行けない人のために最低限のことをするとすれば、みちこ先生はどんな過ごし方をしているのでしょうか?
先ず、門松ですが、花屋さんに行って、根っこのついた根引き松を2本求めます。根引き松の枝のない下の方を和紙で包み、紅白の水引で結んで出来上がり。それを玄関ドアに段ボールテープで張り付けます。
これで立派なお正月のしつらえですね。
注連縄は神様が鎮座される神聖で清浄な場所を示しますが、あまり見かけないので、私は注連飾りを、縄ではなく飾りです。
注連飾りを玄関ドアの真ん中に吊るします。
注連飾りは、年神様を迎える気持ちと収穫物を供えて新しい年の豊作を祈る気持ちをこめるもので、これも販売されています。
お節は簡単に、煮しめ、紅白なます、きんとん、田作り、魚の焼き物くらいですね。
後は、雑煮ですね。雑煮は、後醍醐天皇のひ孫にあたる人が、元旦に神様にお供えしていた餅、大根、ニンジンを一緒に煮た吸い物を食べたところ、それから運が開けたということで、それ以来全国に広まったそうです。
ラジオお聞きのみなさん、出来る範囲でいいですから、今年のお正月は日本の文化に触れてみてくださいね。
【昴インフォメーション】
12月25日(水)から冬のスクーリングがスタートします。
昴の冬スクは、テストによく出る重要問題を実戦練習、短期間で効率的に弱点を克服し、得点力をアップさせます。
冬のスクーリングから入学すると、入学金が15,000円割引かれて、7,000円です。友達といっしょなら、授業料も2,000円の割引があります。友達といっしょに、近くの昴の教室にお急ぎください。
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