9/8(火)は台風被害続報!県内各地の爪痕は?▽ラクうま▽天気

今すぐ食べたい!ラクうまゴハン

トマトの酸味が卵の甘みを引き立ててくれる簡単シンプルな炒め物!
シンプルながら、トマトに含まれる旨味成分グルタミン酸でご飯がススムひと品です。

https://blogs.mbc.co.jp/kago4/29370/

奄美テレビが記録した 台風10号ドキュメント

おととい日曜日、鹿児島県を縦断した台風10号、記録的な暴風で各地に被害を及ぼしました。
県内で最初に暴風域に入った奄美地方北部、奄美市のケーブルテレビ、アマミテレビから映像がとどきました。

5日(土)朝、龍郷町手広海岸の様子です。
台風10号接近にともない高波が次々と打ち寄せます。

そして、6日(日)朝、暴風域に入った奄美地方北部、奄美市内も強い雨と風に見舞われます。
満潮時間、川の水も道路ギリギリの高さまであがってきています。

高潮も警戒された今回の台風10号、この地区では何とか浸水はまぬがれたそうです。

取材した奄美テレビの浜崎亮平さんにお話を伺いました。

「暴風域に入った奄美市や龍郷町を取材しましたが、風がすごく強かったです。看板が倒れ、自動車が下敷きになったり、木々が散乱し道をふさいだり四輪駆動車も風にあおられました。
名瀬から空港のある北部の方へ車を走らせましたが、龍郷や笠利など風の影響で小屋がとんだり被害を目にしました。
停電も昨夜、全島で解消。わが奄美テレビがケーブルでお届けしてますが笠利の一部で復旧作業中もあるそうです。また生鮮食品も明日の朝、鹿児島からの下り便で入るということです。」


災害をもたらす台風ですが、一方で海・自然にとっては違う流れもあるそうです。
台風の激しい波で海底の海水もすごくかき混ぜられて、より美しい海へとリセットされる気がします。
浜崎さんが撮影した水中映像「奄美海」手広海岸編をご紹介しました。

 

 

DIY心を刺激!新スポット

新たなリサイクル・リユースなどの環境拠点として注目の場所、「ECO BASE KAGOSHIMA」が薩摩川内市水引町に誕生しました。
FMさつませんだいの泊亜希子さんにグランドオープンの様子を伝えていただきました。

川内駅から車でおよそ20分。
川内港にほど近い、薩摩川内市水引町の緑に囲まれた場所に「エコベース」はあります。

価値あるリユース品と出会える、秘密基地のような場所です!

森下彩絵さん「ECO BASE KAGOSHIMAは全国各地で不要となったものをお客様自身で価値を見出していただく場所です。役目を一度終えたものでリユースやリサイクルの商流に乗せられなかったものをこちらではご提供できるようになりました。」

森下さんのイチオシは木質パレットだそうです。


「元々、物流で荷物をのせる台として使われているんですけれど、役目を終えると廃棄されてしまったりとか、外にそのまま置かれてしまったりするんですけど、今、DIY商品として凄く人気で、例えば、組み立ててペンキを塗って、プランターとして使うこともできますし、入口にカウンターがあるんですけれど、そのカウンターもスタッフでDIYして作っております」

エコベースを運営する株式会社エコミットは、薩摩川内市神田町に本社を構える、環境ビジネスの会社です。
今までもリユース品、リサイクル品の卸販売を国内外で行ってきました。
一方で、どうしても流通しにくい建築古材や古い家具があったそうなんです。
線路の枕木など、需要の見込みがあるのに処分するしかなかったものが、このエコベースのオープンにより、価値あるビンテージ品として供給できるようになったということです。

この場所は、数十年前は鉄工所だったところ。無骨な雰囲気に、創作意欲がかきたてられます!掘り出し物が見つかるかも。

 

19体そろう。若き薩摩の群像

鹿児島中央駅前に建つモニュメント「若き薩摩の群像」です。


幕末の薩摩藩英国留学生をモチーフに制作されたものですが、2か月ほど前から、足場が組まれていました。
ここには留学生17人の像がありましたが、今朝、2人の像が追加されて新たに生まれ変わりました。

「若き薩摩の群像」が完成したのは、38年前の1982年。鹿児島市在住の彫刻家、中村晋也さんが制作したものです。
これまで設置されていたのは、初代文部大臣の森有礼、実業家の五代友厚、アメリカでワインの事業に成功し、「ブドウ王」と呼ばれた長沢鼎など17人の像です。

しかし、イギリスに渡ったのは実際には19人です。
長崎出身の堀孝之と、土佐出身の、高見弥一。薩摩藩出身でない2人は、像がありませんでした。
2人欠けていることを気にかけていた中村さん、40年あまりたってその思いが形になります。

鹿児島市から依頼を受け2人の像を制作することに。このとき93才、粘土で原型の制作にとりかかります。
粘土の原型から型をとり2体のブロンズ像が完成。
きょう、中村さんも立ち合いのもと設置工事が行われました。

中村晋也さん「全部そろいますね。(留学生は)鹿児島人の誇りだと思うんですよね。僕たちの大先輩たちが、あの時代に外国に留学して『やったんだよ!』という、それをそのまま受け止めてもらえたらうれしいと思います」

「19体全体のバランス」を、教え子たちとくまなくチェックしていらっしゃいました。

38年もの間でついたさびを落として、できるだけ設置当初の状態に戻す作業が行われました。
新たに生まれ変わった「若き薩摩の群像」。
皆さんへのお披露目は、今月末の予定です。

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