今冬一番の寒波…歩行中の転倒、スリップ・立ち往生、水道管凍結を防ぐには?
平地でも大雪のおそれがある今回の寒波。去年1月の寒波を例に、今できる対策と注意点をまとめました。
鹿児島では、ちょうど1年前の去年1月24日から25日に寒波が襲い、伊佐市で最大5センチ、鹿児島市でも最大2センチの積雪を観測しました。
大雪になれば、不要不急の外出をしないのが原則ですが、どうしても出かけないといけない場合の注意点です。
道路に雪が積もったり凍結したりすると、歩行中に転倒するおそれがあります。去年1月の寒波でも、鹿児島市だけでも20人以上が転ぶなどして救急搬送されました。
【転倒を防ぐポイント】
▼歩幅を小さくして、ゆっくり歩く
▼体の重心をやや前にして、靴の裏全体を地面につけて歩く。例えるなら、ペンギンがよちよちと歩くようなイメージ
▼ゴムの長靴など靴底が滑りにくい物を選び、転んだ時のけがを防ぐため、帽子や手袋を着けておくとより安心
▼両手をポケットに入れたままや、スマートフォンを操作しながら歩く「ながら歩き」は危険
▼普段より歩くペースが遅くなるため、時間に余裕をもって行動する
道路では、スリップも起こりやすくなります。県内では去年1月、山間部や高台の住宅地を中心に、スリップ事故などが600件以上発生。動けなくなった車の立ち往生も相次ぎました。
【車で出かける時の注意点】
▼積雪や凍結した道路では、タイヤにチェーンなどのすべり止めをつける
運転する時は、
▼急発進、急加速、急ハンドル、急ブレーキを避ける
▼ブレーキはいつもより手前からゆっくり踏み、カーブの手前では十分な減速が必要
▼坂道で急にブレーキをかけるとスピンのおそれがある。下り坂ではエンジンブレーキを使うと有効
【水道管の凍結にも注意】
▼屋外にある蛇口や水道管はタオルなどの布で覆い、その布が濡れないようにビニールなどを巻いておくと安心
▼水道管が凍結した場合は、自然に溶けるのを待つか、凍った場所にタオルを巻き、ぬるま湯をかける。熱湯をかけると水道管が破裂するおそれがあり、危険
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