第二章が始まる。“石崎ひゅーい”さんが放出するプロローグ。
メジャーデビューから6年。ゲストは、石崎ひゅーいさん
コレまでに、何回も聞かれているであろう、本名「ひゅーい」の由来は?
「家のガラスに、David Bowieの歌詞が彫ってあるくらい」
ひゅーいさん曰く「信者だ」というほど、David Bowieが大好きなお母さん。
David Bowieと、その息子ゾーイをもじって「ひゅーい」に。
音楽を聞き始めたのは小学生の頃。
お母さんの影響でDavid Bowieや、トム・ウェイツ、ビートルズなど洋楽からはじまったという。
そのまま洋楽中心の幼少時代かと思いきや・・・、
初めて買ったCDは篠原涼子さんの「愛しさと切なさと心強さと」。
そこから、小室ファミリー、SPEED、シャ乱QなどJ-POPも聴いていた。
そして、中学生の頃から音楽活動を始めたそう。
普通に生きていたら経験できないことができている6年
デビューしてから「車のボンネットの上で歌う」「海沿いをフンドシ一丁で走る」
など、普通じゃ経験できないことをしてきた。
歌だけではなく「俳優」としての一面も普通じゃ経験できないことの一つかもしれない。
うねちゃん「若い頃の松田優作さんに似てますね」
ささやん「端正な顔立ち、雰囲気がいいですね」
その、醸し出す空気から、役者としても声をかけられるひゅーいさん。
俳優として、蒼井優が主演を務める「アズミ・ハルコは行方不明」に出演した。
はじめての演技で、蒼井優さんの相手役。大役だ。
共演した蒼井優さんは「芝居は常に予測不能で、そして面白く、自分の凝り固まったつまらない読解力が恥ずかしくなる程でした。」と絶賛したという。
演技の仕事をすると役者さんの持っている空気や佇まい、リズムに感化されるという。
最終的には、そのときの感覚や楽しさが歌に還ってくる。
ささやん「まるで旅行するみたいですね」
新しい場所を旅して、いつもの場所に戻ってくると新鮮な気持ちになってくる 。
演技の仕事には「音楽とは違う刺激がある 」
えぐい終わりが欲しい「ピリオド」は第二章の始まり
ひゅーいさんが、全身を使って歌ってる。
菅田将暉さんが泣いている。
アルバムの中の一曲「ピリオド」のPVは印象的だ。
うねちゃん「全身使ってパフォーマンスされますよね!」
ひゅーいさん「学生時代のハードコアの名残」だそう。
デビューの頃はライブ感覚のレコーディング。
手に、マイクをぐるぐる巻きにして歌ってレコーディングをしたそう。
※いまは音がブレるから少しおとなしくなったとか。
ふんわりと、柔らかな佇まいからは想像がつかない「激しさ」を持ち合わせている、ひゅーいさん。
今回のベストアルバムの話をもらったときに、次へ進むためにあえて「ピリオド」という楽曲を制作したとい。
中学校三年生から音楽を始め、デビューから6年間走り続けて感じたのは、
“「放出」を一回し切った、自分の中が枯渇している”。
この「放出」を、うねちゃんは“北風”にたとえていた。
うねちゃん「数年かけて溜まった北極圏の寒気が溢れ出て放出するのが北風。
放出するとしばらく収まり、また溜まりを繰り返す。」
北風と聞くと暗く感じるけど、この放出でまた新しい季節に進むことができる。
北風のように力強く聞く人の背中を押し、
全身から絞り出すような声は、聞く人の心を揺さぶる。
石崎ひゅーいの第二章が始まったばかり。
これからも目が離せないアーティストだ。