#10 桜島サイクリング日和
私たちが鹿児島にUターンして最初に選んだ取材地、桜島。
今回は第二弾として自転車をレンタルして桜島を巡りたいと思います。
実は今回、私たち以外にも、お二人参加してくださいました!
まず一人目はMBCアナウンサーの松木圭介さん。
趣味は自転車で、休日にも県内各地を走っているとのこと。
(今回も自前の自転車とフル装備で来てくださいました!!)
そして二人目は、鹿屋のプロサイクリングチームにて選手兼任監督をされていた、伊藤雅和さん。 伊藤さんは、自転車レースの本場ヨーロッパのクラブチームで活躍されていた、自転車のプロ中のプロ。今回ご一緒させていただけて大変光栄です!
お二人には安全なサイクリングのためにたくさんサポートいただきました。
中山、西村:「目標は桜島1周!ご指導よろしくお願いいたします!!」
今回は鹿児島港近くにある自転車専門店『鹿児島Fun Ride(ファンライド)』本店で、自転車をお借りしました。
松木:「桜島は勾配の急な坂道もあるので、今回はおふたりには電動タイプのマウンテンバイクを用意してあるそうですよ!」
西:「ありがとうございます!大学時代サイクリング部に所属していましたが、電動のマウンテンバイクは初めて!どんな乗り心地か気になります!」
中:「普段はあまり自転車には乗らないのでドキドキですが、電動と聞いて安心しました(笑)安全運転で楽しんできます!」
脇野さんにサドルの高さを調整していただき、試運転で安全も確認OK!
松、伊:「安全運転で参りましょう!僕たちについてきてくださいね!」
中、西:「了解しました!脇野さんありがとうございました。行ってきます!」
\桜島フェリーターミナルに向けていざ出発!/
西:「前回、桜島を訪れたのが懐かしいですね!あれは…6月ですか?」
中:「また行きたいと思っていました!!自転車だからこその景色に出会えるのが楽しみです!待っていてね、桜島!!」
桜島に到着後、まず向かったのが桜島で人気のパン屋さん『Bread Booth 8(ブレッドブースエイト)』。
西:「見てください!!珍しいパンも並んでいますよ!桜島やマグマをモチーフにしたオリジナル商品、気になります。」
西:「お店の名前の8にちなんだ”8ちゃん”、チキンまで売っていますね!」
種類もたくさん。どれも美味しそうで迷います。
それぞれ気になるパンを買って、食べるのは少しだけ我慢。
標高373メートルにある湯之平(ゆのひら)展望所を目指します。 ここからがサイクリング本番です。
\いざスタート!/
湯之平展望所に向かうルートは2つ。今回は電動自転車ということで勾配がきついルートに挑戦してみました。
中:「電動自転車のおかげ!笑顔で登れます!!」
西:「空気も美味しくて気持ちいい!眺めも綺麗です!!でも勾配が急で漕ぐ足を止められず、せっかくの景色ですが写真を撮る余裕はありません!(笑)」
伊藤:「桜島はトレーニングでよく走ります。普段は勾配がゆるやかなコースを走りますが、このコースはなかなかですね(笑)」
松:「汗が止まりません!」
西:「湯之平展望所はもうすぐ!ラストスパート頑張ります!!」
\ついに到着~!!/
電動自転車のおかげ。すがすがしい笑顔 ふふふ
西:「4合目とあって、山が近い感じです!」
中:「岩肌がゴツゴツしていて、すごい迫力ですね!自然の力強さを感じます。」
展望所からの眺めも素晴らしいです。
西:「鹿児島市街地とその奥の山々まで綺麗に見渡せます。」
中:「雲も近く感じます。左手に見えるのは開聞岳ですね!」
西:「ところで中山さん、そろそろお腹が空きませんか?」
中:「運動して、ちょうどお腹が空いてきたところです。そういえば、さっきのパン屋さんで桜島をモチーフにした”チョコラジマ”を買っていましたよね?」
西:「並べてみると似ています!」
西:「中にもチョコチップが入っています。程よい甘さで疲労回復にぴったりです!」
中:「美味しそうなパンが沢山で、つい買いすぎてしまいました(笑)」
展望所内の休憩所で、鹿児島市街地を見ながら先ほど買ったパンをいただきます!
松:「僕は”マグマパワー”をいただきます。ザクザク食感で美味しいです!」
穏やかな海と景色を眺めながらエネルギー補給が出来ました。
伊藤さんとはここでお別れ。
伊:「展望所までの登り坂お疲れ様でした!この先もお気をつけて行ってらっしゃい!」
中、西:「伊藤さんありがとうございました!安全運転で行ってまいります!」
桜島一周の旅はまだ始まったばかり。次は黒神神社を目指します。
中:「ススキが綺麗です。秋を感じますね。」
\黒神埋没鳥居に到着/
大正3年(1914年)1月12日の桜島が大爆発し、黒神一帯は火山灰や軽石で覆われました。
こちらの鳥居は高さが3メートルありましたが、この一回の噴火で2メートルほどが埋まってしまい、現在は私たちの腰の高さほどしかありません。 当時の姿のまま今も残されていて、噴火の凄まじさを後世に伝えています。
西:「写真では見たことがありましたが、実際に近くで見ると迫力があります。当時の噴火の被害がどれほど甚大であったかを思い知らされます。」
中:「鳥居の左に植わっているアコウの樹は、奇跡的に大噴火を生き延びたそうです。 静かに、でも力強くたたずんでいて、生命力の強さを感じます。」
ここでポツポツと雨が…!!
黒い雲が近づいてきました。しかも雨粒に灰が混ざった灰雨…!!
中:「久しぶりに火山灰に降られました!(泣)」
西:「これぞ桜島!(笑)」
松:「ここから少し勾配のある山道が続きますが、ゴール目指して頑張りましょう!!」
雨はすぐに止んでくれました!
松:「お二人の後ろにある川のようなものは、桜島が大規模噴火した時に火山灰や火砕流を流すために人工的に作られたもので、すでに火山灰が溜まっています。」
西:「近年活発に噴火した”昭和火口”もはっきり見ることが出来ます。噴火した時は噴火音も聞こえるとのこと。今日も白い湯気のようなものが見えています!」
中:「いつも鹿児島市内から見ている桜島とは、全く違う表情ですね。こんなに近くで火山活動を見たのは初めて。圧倒されます。」
山道をしばらく漕ぎ続けると、目の前が開けて海が見えてきました。
松:「霧島市や姶良市街地が見えてきました。景色もサイクリングの醍醐味ですね!」
西:「桜島側から私の地元姶良市を初めて見ました。なんだか新鮮な気持ちです。」
中:「私もすっかりマウンテンバイクにも慣れて、景色も楽しめるようになりました! ゴールも目前!もうひと踏ん張りです!」
そして、、、
\\桜島港近くのゴールに到着!!//
松、中、西:「お疲れ様でしたー!!」
松:「桜島一周サイクリング、いかがでしたか?」
西:「桜島は想像以上に大きく、ちょっと疲れましたが・・・(笑)。大学生以来の本格的なサイクリングは楽しかったです!」
中:「マウンテンバイクは初めてで不安もありましたが、いい風と自然に触れることができて気持ち良かったです!」
松木アナウンサーと伊藤さんにサポートしていただいたおかげで、とても楽しい桜島一周サイクリングでした!
鹿児島には他にもサイクリングコースがたくさんあるとのこと。
また自転車に乗って、鹿児島の各地を巡ってみたいです!
✈お読みいただきありがとうございました✈✈