#26 蒲生日和
今回私たちが訪れたのは、姶良市蒲生町です。
中山:「休日にドライブで訪れることもある、大好きな場所です!」
西原:「私の地元、姶良市!初詣は毎年、蒲生神社に参拝しています。今日はどんな出会いがあるか楽しみです。」
まず私たちが訪れたのは「そば処 にいな」。
西:「お店のことは知っていましたが、実際にいただくのは初めてです!」
ちょうどお昼の時間帯でとても賑わっていました。
お蕎麦以外に丼ものを注文されている方も。
中:「どれにしようか迷います・・・」
中山は「ざるそば」と「温泉卵」、西原は「山かけそば」と「いなり」を注文!
\\いただきまーす!!//
【ざるそば・温泉卵】
【山かけそば・いなり】
中:「お蕎麦はコシがあってツヤツヤ。のどごしが爽やかです!」
西:「おつゆも美味しい・・・。心まで温まります。深い味わいです。お稲荷さんも美味しい。二つ頼めば良かったです!(笑)」
店主の新名豊さんに、お店のことや蕎麦作りのこだわりをお話しいただきました。
新名さん:「お店は1920年頃、曾祖母が始めました。最初は食堂としてスタートし、ちゃんぽんやラーメンが人気メニューでした。私が店主になってから19年目になります。」
中:「創業100年!ご家族で大切に続けてこられたお店なんですね。」
新名さん:「曾祖母の時代から変わらない味を守っています。私が小学生の頃から兄弟みんなで先代の父の蕎麦作りを手伝っていたので、蕎麦は身近な存在でした。」
【雰囲気のある店内】
新名さん:「米は自分で作っていますが、その他の食材は県内の契約農家さんから仕入れていて、皆さん顔見知りなので安心です。そば粉は霧島産の新鮮なものを使っていて、11月下旬には新そばが出ますよ。」
西:「おつゆも美味しかったです!」
新名さん:「つゆはアユを中心に使っています。近くの別府川の上流で刺し網で釣ってきたものを、炭火で焼いて乾燥させて出汁をとっています。その他は、いりこ、しいたけ、昆布、鰹などをあわせています。」
新名さん:「先代である父がアユを獲ってきた時の写真です。40年程前かと思います。」
中:「すごい数ですね!!立派なアユがたくさん・・・!」
炭火でじっくり焼いて・・・
乾燥させたアユがこちら。
新名さん:「10時間以上かけて焼くので、ほとんど水分は残っていません。冷蔵庫がない時代は、食べきれないアユをこのように焼き干しにして保存していたそうです。」
今回特別に味見をさせていただきました。
お醤油を少しつけて・・・頭からガブリ。
中:「アユの旨味が凝縮されていて、他にはない味。美味しいです!」
西:「ザクっといい音がします。皮が香ばしい!お酒のおつまみにもぴったりです・・・!」
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『そば処 にいな』さん、地元の皆さんに愛され続けている、とても温かいお店でした。
中、西:「また伺います。新名さんありがとうございました!」
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続いて、蒲生の魅力を探しに『蒲生町物産館くすくす館』を訪れました。
こちらでは、姶良市の皆さんが生産した新鮮な農産物や、手作りのお弁当、お惣菜、お菓子などが販売されています。
中:「私も蒲生に来た時はいつも立ち寄ります。美味しそうなものばかりで、ついつい買いすぎてしまいます!(笑)」
バス停も風情があります。
店内をいろいろと見ていると・・・気になるチラシを見つけました!
西:「おもち屋『ちろす家(け)』さん・・・気になります!」
お話しを伺いたくお電話をすると・・・
なんと、入口横で代表ご本人が、餅を炭火で焼いて販売をされていました!!
代表の高山信一郎さん。
高山さん:「ちろす家は9年前に家族で始めました。店頭に飾っているチラシは、幼稚園の先生をしていた妻がデザインしてくれました。」
中:「インスタグラムも拝見しましたが、名入れされた紅白餅、デザインがとても素敵です!」
高山さん:「これも妻が書いてくれています。去年の10月から紅白の一升餅の名入れを始め、今では年間100件以上の注文があります。鹿児島県内だけでなく、関東など配送での依頼も多数頂いています。」
ちろす家のインスタグラムとHPはこちらから↓
(インスタグラム)https://www.instagram.com/shinchiroo107/
(HP)https://www.chirosuke.com/
大人気のちろす家ですが、2年前にインスタグラムを始める前は、チラシや口コミで販売や出店依頼を受けていたそうです。
高山さん:「お店を始めた当初は販売できるものが少なく、くすくす館に大変お世話になりました。そこから少しずつご縁をいただけるようになり、現在では蒲生町だけでなく姶良市内の数か所で販売しています。」
【創業3年目からの看板商品”あんこ餅”は完売必至です!】
高山さん:「バザーや秋祭りなど、地域のイベントにも呼んでいただいています。常連の方から、”元気?今日もお餅を買ったよ。”と声をかけてもらえると嬉しいです。」
11/19(日)開催予定の『大くすどんと秋まつり』
高山さんも実行委員として一生懸命準備中とのことです!
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中:「作り手のお顔がわかる対面販売は、お客様にも喜ばれることと思います。」
高山さん:「元々は会社員をしていましたが、新しいことを始めたいと思い、30歳を区切りに会社を辞めていろいろな事に挑戦してみました。その中で接客や販売に興味が湧きました。」
高山さん:「せっかくなら自分で作ったものを売りたいと思い、兼業農家をしていた父に米作りを教えて欲しいと伝えました。最初は”簡単な事じゃない”と反対されましたが、今は認めてくれて、店も手伝ってくれています。今でも父から教わる事が多いです。」
西:「ご家族との絆も素敵ですね。自家製のもち米で作ったお餅、ぜひいただきたいです!」
高山さん:「よもぎ餅のヨモギも、自分たちで栽培していますよ。」
【お餅を炭火で焼いて、甘い醤油タレをつけていただきます】
西:「お醤油の甘い香りが食欲をそそります・・・!」
高山さん:「醤油タレには、みりん、はちみつ、砂糖を入れて甘めにしています。」
\\いただきますー!!//
中:「よもぎの香りと醤油の相性が絶妙です。」
西:「もちもちで美味しい!お餅はお正月に食べるものと思っていましたが、こうして食べられて幸せです。」
高山さん:「”一年中お餅が食べられて嬉しい”と喜んでいただいています。11月頃からは、手作りのあんこと炭火で焼いた餅をあわせて、ぜんざいも販売しますよ。」
中、西:「その時期にまた来たいです・・・!!」
【あっという間に完食でした!】
くすくす館入口での店頭販売は、土日が多いとのこと。
休日のお出かけの際にぜひお立ち寄りください!
高山さん、ありがとうございました。
◆◆◆
西:「今回も素敵な出会いがたくさんありましたね。次回は蒲生神社も訪れたいです。」
中:「蒲生の皆さんの温かさに触れられた1日でしたね。
皆さん、ありがとうございました。」