岡澤選手 ルーツをたどり決意

新型コロナウイルスの影響で東京オリンピックは延期が決まり、大会組織委員会などは2021年7月23日の開幕で最終調整を行っています。こうしたなか、ボクシング・ウェルター級の日本代表・岡澤セオン選手(鹿児島県体育協会所属)は3月30日に山形県の母校を訪れ延期された東京オリンピックに向けた決意を語りました。

岡澤セオン選手は山形市出身で、現在、かごしま国体に向けた強化指導員として、鹿児島県体育協会に所属しています。この日は、ボクシングに出会い高校時代を過ごした日本大学山形高校を訪れました。およそ20人の後輩たちに迎えられた岡澤選手は「みんなには、本当にボクシングが好きになって欲しいし、楽しんでボクシングをやって欲しい。それさえできれば絶対みんなにも五輪があると思うし、金メダルもあると思うというのを、俺の背中で見せられるように頑張るので、応援よろしくお願いします。」とエールと決意を述べました。逆に、日大山形ボクシング部の佐々木巌主将からは「自分たちも全力で応援します。盛り上げられるようにもっと頑張っていくので、先輩も頑張って下さい。応援しています。」と熱いエールを送りました。

激励を受け表情を引き締めた岡澤選手は、ジムで軽めの練習も行い、東京オリンピックへの思いを新たにしていました。

「目標は変わらずオリンピックの金メダルですし、大会が伸びた分、少しでも力をつけて、本番に臨めるように頑張ります。」

岡澤選手は3月31日に鹿児島に戻り、トレーニング再開に向け動き出す予定です。

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