鹿児島県高校総体バドミントン・女子団体 鹿児島が11年ぶりの優勝!


終盤戦に入った鹿児島県高校総体。6月2日はバドミントン・女子団体が行われました。

6月4日まで行われるバドミントン競技。会場の南栄リース桜島アリーナには、保護者の姿はありません。
2021年6月に発生した県高校総体でのクラスターへの対応策の一つです。
去年のクラスターは、風の影響を受けやすい約5グラムしかないシャトルを扱うために換気扇が止められていたことなどが要因として挙げられました。
それを受け、カーテンは閉めるものの窓を常時開ける。1時間に1回、5分~20分すべての扉を開けて換気の時間を作るなど、独自のガイドラインを設け実施しました。それでも県高校総体での実施競技のうち唯一の”無観客”開催に。
今の3年生は、入学時からコロナ禍という世代で、一度も家族に試合を見せられていない選手がほとんどです。

そんななか行われた、3単2複で争う女子団体には、54校が出場。
インターハイ出場をかけた決勝戦は、大会10連覇を狙う鹿児島女子と新人戦を制し勢いに乗る鹿児島の、去年の決勝と同じ顔合わせに。
試合は、鹿児島が第1ダブルス・シングルスを連取するも、鹿児島女子も第2ダブルスを取りかえし意地を見せます。残りの第2・第3シングルスが同時に行われるなか、両コートで優位に立ったのは、勢いに乗る鹿児島でした。結局、第3シングルスを制した鹿児島が、3-1で11年ぶり8回目の優勝を果たしました。

(優勝を決めるスマッシュを放つ 鹿児島高校・伊藤那奈佳選手)

試合後、鹿児島女子の濱田杏梛キャプテンは「全員で力を合わせて戦おうと臨んだ最終戦で、力を出し切れたことが勝利につながった。コロナで思うようにいかないことも多かったが、いろいろな人の協力がありここまでこれたと思う。インターハイでは2回戦突破を目標に頑張る」と、ときおり目に光るものを見せながら話してくれました。

優勝した鹿児島は、7月に徳島県で開催されるインターハイに出場します。

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